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栃木の10月企業倒産4件 2カ月連続1桁「落ち着いた状況」

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 調査会社の東京商工リサーチ宇都宮支店は、10月の県内企業の倒産(負債額1千万円以上)が4件、負債総額は23億3900万円だったとのリポートを公表した。

 建設会社の大型倒産で負債総額が膨らんだ一方、倒産件数は2カ月連続で1桁にとどまり、「落ち着いた状況」としている。

 倒産件数は前年同月比で4件少なく、負債総額は同1億5千万円少なかった。内訳は建設業、卸売業、不動産業、サービス業が各1件。地域別では宇都宮、小山、那須塩原、下野各市が各1件だった。

 このうち、負債が21億8900万円に上った下野市の建設・型枠工事業者は、施工能力を超えた受注や手元資金不足の慢性化が響いて銀行取引停止に追い込まれ、資金ショートを起こした。10月末時点で営業は続けている。

 台風19号の影響に関し、東京商工リサーチは「復旧工事のため、建設業は数年にわたってかなりの受注増が見込まれる」と指摘。小売業や製造業は、消費増税や米中貿易摩擦の影響で厳しい状況だが「事業を停止している倒産予備軍は目立っておらず、今後も倒産件数は少ない水準で推移しそうだ」としている。(山沢義徳)

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