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9月中間 足銀と栃銀、最終減益 与信コスト増が影響

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 県内に拠点を置く足利銀行と栃木銀行の令和元年9月中間決算は、いずれも最終利益が前年同期比マイナスとなった。不良債権処理や取引先の倒産に備えるための与信関係コストの増加が影響した。

 足銀の単体決算は、一般企業の売上高に当たる経常収益が前年同期比17%減の485億円、本業のもうけを示すコア業務純益(投信解約損益を除く)が同18%減の123億円、最終利益が同69%減の69億円と減収減益だった。

 前年同期の利益を押し上げた子会社配当金の反動や、常陽銀とのシステム統合費用の増加も響いた。松下正直頭取は「超低金利が想定外に長引き、貸し出しの量で補うのが難しくなってきた」と述べた。

 親会社のめぶきフィナンシャルグループの連結最終利益も17%減、225億円だった。

 一方、栃銀は連結の経常収益が前年同期比4%増の222億円。銀行単体のコア業務純益(同)は20億円に倍増した。ただ不良債権の処理費用などがかさみ、連結最終利益は同45%減の8億円と増収減益だった。

 黒本淳之介頭取は「有価証券売却益への過度な依存を避け、預金・貸し出しに注力する事業方針で、本業収益力の向上が進んだ」と説明。多くの企業が被災した台風19号の業績への影響については、「現時点で大きな回収不能は起きておらず、被災企業の支援に力を入れたい」としている。(山沢義徳)

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