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芭蕉見守った杉の老木から年輪盤 雲巌寺、大田原市に寄贈「エネルギー感じて」

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年輪盤の寄贈=大田原
年輪盤の寄贈=大田原

 江戸時代に松尾芭蕉も訪ねた臨済宗の古刹(こさつ)、雲巌寺(大田原市雲岩寺)が伐採した杉の老木を年輪盤にして同市に寄贈した。直径1・5メートル、厚さ50センチ、重さ450キロ。新庁舎1階のエントランスホールに設置された。

 杉の老木は推定樹齢408年。寺の前を流れる武茂川沿いの崖の上にそびえ立っていたが、根元の土石が崩れ始めたため昨年8月に伐採された。

 年輪から数えると、徳川家康が亡くなる6年前に誕生、寺を訪れた水戸光圀や松尾芭蕉などを見守ってきたことになる。寺では惜しまれつつ伐採された杉の老木を市民らにも知ってもらおうと新庁舎の落成も祝い、年輪盤にして寄贈することにした。

 年輪盤の上にはアクリル板の年表(長さ1・6メートル)が設置され、年輪を数えながら時代を振り返ることができる。

 住職の原宗明(そうみょう)老師は「自分の生涯や時代の流れ、世の移ろいなどを振り返る、よすがになれば幸いと思う」と思いを込めた。津久井富雄市長は「風雪に耐え、命をつないできた杉。多くの市民に見てもらい、そのエネルギーを感じてほしい」と感謝した。

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