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JR九州が自社株買い 株主要求受け320万株、100億円上限

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 JR九州は5日、発行済み株式の2%に当たる320万株、取得総額100億円を上限に、自社株を取得すると発表した。株主還元の一環で、同社の自社株買いは初めて。6月の株主総会で、米国拠点の投資ファンド、ファーツリー・パートナーズが提案していた。

 JR九州は、自社株取得の理由について、6月の株主総会でファーツリー社の提案に一定数の株主が賛同したことや、欧米の投資家との意見交換で、効率的な資本運用を求められたことを挙げた。

 取得期間は今月6日~来年3月末。今年12月に総額200億円の社債を発行し、取得費用に充てる。

 青柳俊彦社長=写真=は記者会見で「資産売却による収入や社債の発行で、成長投資を妨げることなく自社株買いができることを確認した」と述べた。

 6月の株主総会で、ファーツリー社は、1600万株、720億円を上限とする自社株買いなどを提案した。これにJR九州は「財務健全性を顧みず、短期的な株主還元のみを志向している」と反対を表明した。ただ自社株買いは「状況に応じて行う」としていた。

 また、JR九州が5日発表した令和元年9月中間連結決算は、売上高が前年同期比1・3%増の2128億円、最終利益は12・2%減の230億円だった。

 天皇陛下の皇位継承に伴う4~5月の10連休などで、鉄道運輸収入が伸びた。一方、3月末で固定資産税の軽減措置が終了し、半年で25億円の負担増となった。

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