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「エンヤ」勇壮引き回し 唐津くんち「お旅所神幸」

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「唐津くんち」で市街地を巡行する最古の曳山「赤獅子」
「唐津くんち」で市街地を巡行する最古の曳山「赤獅子」

 佐賀県唐津市の唐津神社の秋祭りで、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されている「唐津くんち」が3日、最大の見せ場「お旅所神幸(たびしょしんこう)」を迎えた。みこしと共に、獅子やかぶとなどをかたどったきらびやかな曳山(ひきやま)14台が市街地を巡行し、約20万人が見入った。

 肌寒い曇天の下、曳山は午前9時半ごろから唐津神社を順次出発した。曳山は重さ約2・2~3・4トン、高さ約4・8~6・4メートルで、約7キロのコースを男衆や子供が笛や鐘、太鼓のはやしに合わせ「エンヤ」と叫びながら引き回した。

 今年で創建200年を迎えた最古の曳山「赤獅子」が直角の曲がり道を勢いよく回ると、沿道から拍手がわき起こった。

 ヤマ場は、神事が行われる砂地の広場「お旅所」に曳山を1台ずつ引き入れる「曳込み」だ。車輪が地面にめり込んだ曳山を男衆らが掛け声に合わせて一気に引っ張ると、歓声が上がった。

 夫と長男と共に初めて訪れたという福岡市博多区の会社員、喜多奈穂子さん(40)は「曳山が鮮やかで、男たちは勇ましかった。息子に見せられて良かった」と話した。

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