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連合福岡、組織力の低下顕著 結成30年控え定期大会 西村会長の続投承認

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西村芳樹会長の続投を承認した連合福岡定期大会
西村芳樹会長の続投を承認した連合福岡定期大会

 連合福岡は30日、福岡市内で定期大会を開き、西村芳樹会長が続投する人事案を承認した。連合福岡は今年12月で、結成30年を迎えるが、旧民進党の分裂によって苦しい対応を迫られる場面が目立つ。組織力の低下も顕著になっている。

 「2度とこのような選挙はやりたくない」。西村氏は大会のあいさつで、7月の参院選を苦々しく振り返った。

 参院選福岡選挙区(改選3)では、連合が支持する立憲民主、国民民主両党がそれぞれ候補を擁立した。一本化を求めていた連合も、2人を推薦せざるを得なかった。具体的な対応は傘下の産別に委ねられ、立民、国民両党で「股裂き」状態に陥った。

 結果、立民現職は約37票の3位で当選し、国民新人は約17万票で惨敗した。2位の公明新人が約40万票だったことから、連合関係者からは「一本化できていれば2位だった」との恨み節が、今も聞こえる。

 連合の組織力も年々弱まる。連合福岡の組合員数は平成9年度の21万2千人をピークに、17年度以降はほぼ16万人台で推移している。令和2年度は前年度比1200人減の16万7千人の見込みで、目標とする17万人には届かない。

 先の参院選で連合は、全国比例で10人の組織内候補を擁立し、8人が当選した。ただ、10人の合計得票は約181万票で、連合の全組合員(約700万人)の26%に過ぎない。

 福岡での連合組織内候補の得票数は、組合員数の約45%だった。全国割合より高いが、3年前の参院選に比べて10ポイントも下がったという。

 「一つの政党にまとまることで安倍政権にノーを突きつけ、連合の影響力も大きく示せる」。西村氏は立民、国民両党の合流を訴えたが、展望は開けていない。

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