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JR九州と西鉄連携 乗り継ぎダイヤ調整/アプリ開発 交通機関の課題、ライバル結ぶ

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握手するJR九州の青柳俊彦社長(左)と、西日本鉄道の倉富純男社長
握手するJR九州の青柳俊彦社長(左)と、西日本鉄道の倉富純男社長

 JR九州と西日本鉄道は23日、人口減少を踏まえ、輸送サービスで連携すると発表した。鉄道とバスの乗り継ぎをスムーズにするダイヤの調整、路線検索や運賃決済ができるスマートフォン用アプリの開発を進める。乗客減や運転士不足など、公共交通機関が直面する大きな課題が、ライバル2社を結びつけた。 (高瀬真由子)

 両社は9月27日に覚書を締結した。まず、鉄道駅やバスターミナルの結節機能の強化に取り組む。具体的には、乗り継ぎを意識したダイヤ編成のほか、駅近くへのバス停設置や、利用者に対する運行・遅延情報の相互表示、案内強化などを想定している。

 交通分野では人工知能(AI)を使った次世代交通サービスや、自動運転などで技術開発が進む。両社はこの分野でも連携し、実用化のスピードアップを図る。

 この日、JR九州の青柳俊彦社長と、西鉄の倉富純男社長がそろって、福岡市内で記者会見した。共通する課題として、特に地方で乗客減少が著しいことや、労働力不足を挙げた。

 今後、人口減少がさらに進む地域では、これまでのように各社単独での交通網維持は難しくなる。

 「現在は輸送サービスの転換期」という危機感から、両トップが連携の必要性を共有し、今年4月に検討が始まった。9月からは課長級のワーキンググループで、事業化案を協議している。

 青柳氏は「ライバルと目されてきた2社が高い志を持ち、タッグを組む。それが連携の最大の目的であり、価値だ」と語った。

 倉富氏は「いい意味で競争を続けながらも、連携し、地域にとって最適な輸送サービスの実現を目指す。他の地域のモデルとなるよう、精いっぱい取り組みたい」と述べた。

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