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欧米豪からの誘客促進 福岡県、全日空とタッグ 需要喚起し新規路線就航も

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全日空の国際線機内で11月から放映される福岡観光のPR動画(福岡県提供)
全日空の国際線機内で11月から放映される福岡観光のPR動画(福岡県提供)

 福岡県は、開催中のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会や来年の東京五輪・パラリンピックを契機に、全日本空輸と連携して欧米やオーストラリアからの観光客誘致を目指す。PR動画などを使って、福岡の認知度を高める。需要を喚起し、福岡空港への新規路線にもつなげたい考えだ。

 福岡県を訪れる外国人観光客は韓国、中国を中心にアジアからが9割以上を占める。現在の韓国人観光客の急減でも表面化したように、両国は政治・外交情勢の変化が、観光客の動向を大きく左右する。観光業が主要産業に成長するには、リスクへの備えとして、さまざまな地域からの誘客が欠かせない。

 加えて欧米豪からの旅行客は、アジアと比べて1人当たりの旅行支出が多い。平成30年の観光庁調査では、オーストラリアが24万2千円で最も高かった。次いでスペイン(23万7千円)、イタリア(22万4千円)、イギリス(22万1千円円)、フランス(21万6千円)と、3位の中国(22万5千円)を除くと、欧州各国が上位を占める。

 福岡県は、欧米を中心に国際ネットワークを持つ全日空と連携し、効果的なPRを図る。

 11月1日から1カ月間、全日空のほぼ全ての国際線機内で、座席モニターに福岡の観光プロモーション動画を放映する。西洋人カップルが、豚骨ラーメンや八女茶スイーツなど福岡グルメを堪能する。

 12月上旬からは全日空の訪日客向けサイト「Japan Travel Planner」に、特集ページを掲載する。

 外国人ライターが太宰府天満宮や小倉城、中洲の屋台などを取材し、季節ごとの観光コースを紹介する。英・仏・独の3カ国語に対応する。

 加えて、SNSで多くのファンを持つ海外のインフルエンサーにも、情報発信を働きかける。

 現在、福岡空港と欧米や豪州を結ぶ路線は、夏季限定のフィンランド・ヘルシンキ線しかない。県観光振興課の担当者は「需要を高めて路線誘致につなげたい」と話した。(小沢慶太)

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