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タカギ、滑走路付き本社建設 来年度着工、開発・生産機能も集約 福岡

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新たに導入したホンダジェットの前で取材に応じる高城寿雄会長(中央)
新たに導入したホンダジェットの前で取材に応じる高城寿雄会長(中央)

 浄水器製造・販売のタカギは令和5年度中に、本社を北九州市小倉南区堀越と志井にまたがる約16・5万平方メートルの敷地に移転する。鉄筋コンクリート7階建て延べ床面積6・6万平方メートルの建物に、本社機能と開発・生産拠点を集約し、500メートルの滑走路を併設する。グライダーなどの離着陸ができ、全国でも珍しい滑走路付き本社が誕生する。

 タカギは現在、同区石田南に本社と主な工場を置いている。これとは別に、コールセンターや浄水器など一部の製造拠点が北九州市内に分散している。移転に合わせて、こうした機能を集約する。

 移転構想は20年前にスタートし、用地買収など計画を進めてきた。総事業費は約200億円という。

 新拠点には、託児所やグラウンド、ソフトボールの練習場なども設ける予定で、将来的には1千~2千人程度が勤務するという。

 滑走路は、社員の福利厚生施設の一環として整備する。タカギはモーターグライダーやプロペラ機などを所有し、今年8月には4機目となるホンダジェットを導入した。操縦免許を持つ社員のほか、大学の航空系サークルなどにも開放している。

 高城寿雄会長は「仕事終わりに、社員がグライダーを楽しむなど、楽しく、働きやすい環境になることが一番のメリットだ」と強調した。

 同社と飛行機との関わりは、40年前にさかのぼる。

 同社は高城氏が「高城精機製作所」として創業したが、昭和48年のオイルショックで一度、経営破綻した。高城氏は再起を期して54年、現在のタカギを設立した。

 「会社の将来を支える技術者を、採用しなければならない」。高城氏は理系大学生にインパクトを与えようと、飛行機を導入した。以来、社有機のある企業として、人手不足が深刻となったときでも、安定した採用を続けてきた。

 新本社は来年度中に着工する。タカギは「飛行機と滑走路のある企業」として、さらなるイメージアップを図る。(大森貴弘)

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