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内定式でトップらメッセージ 未来へ変革・創造・挑戦

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内定証書を手渡す西日本鉄道の倉富純男社長
内定証書を手渡す西日本鉄道の倉富純男社長

 九州・山口の多くの企業が1日、来年4月に入社する学生らを集めて内定式を開いた。足下の景気は回復基調だが、人口減少や米中貿易戦争など先行きの不透明感は増す。各社の幹部は、将来を担う若者に「変革」「創造」「挑戦」などのメッセージを送った。(九州総局 中村雅和、小沢慶太)

 西日本鉄道が福岡市博多区の本社で開いた内定式には、大学卒業予定の内定者を中心に32人が出席した。倉富純男社長は、鉄道・バスや都市開発、国際物流など多岐にわたる事業を紹介し「わが社は今、成長のための変革に挑んでいる。皆さんにも、その一翼を担ってもらいたい」と呼びかけた。

 内定者の一人で福岡県小郡市出身の田中絵梨さん(21)は「福岡を盛り上げる一員になる。学生時代にわくわくした天神を、今度は自分が、別の人にそう感じてもらえる街にしたい」と語った。

 西日本シティ銀行は福岡市内のホテルで内定式を執り行った。谷川浩道頭取は日銀によるマイナス金利政策の長期化など、地方銀行の厳しい環境に触れた上で「創意工夫して、新しいものを生み出す創造力が大事だ。自由で斬新な発想に期待したい」と語った。

 同行は窓口業務の見直しを進めており、来春の採用では事務職にあたる地域特定職の募集をやめた。それでも内定者は、前年より9人多い160人だった。

 福岡銀行は福岡、東京、大阪の3カ所で内定式を開催した。このうち149人が出席した福岡会場で五島久常務は、地銀で初となるインターネット専業銀行の開設など、同行の取り組みを紹介。「テクノロジーの進化と歩調をそろえて、われわれも成長していく。皆さんの働くフィールドはこの数年でもっと大きくなっていく」と期待を込めた。

 JR九州が駅ビル「JR博多シティ」で開いた内定式には、内定者95人が出席した。東幸次上席執行役員は「一人一人が現状の課題を考え、時代の変化の情報をつかみ、本気で挑戦してほしい。そうすることで皆さん自身の成長と会社の発展がもたらされれば、こんなにうれしいことはない」と話した。

 内定者代表の山口勇人さん(23)は「幼少の頃、祖母と車窓から景色を眺めた記憶がよみがえる。社員として、九州のみならず世界の人々に感動を与えたい」と述べた。

 一方、九州電力は今回、内定式を取りやめた。担当者は「政府や経団連などが掲げる『就職活動中の学業優先』との観点に立った判断だ」と説明した。

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