PR

佐賀の大雨、農林水産被害127億円 調査でさらに拡大も

PR

 佐賀県は24日、8月の記録的な大雨による県内の農林水産業への被害額が約127億円に上ったと発表した。このうち農畜産物は約10億円。県によると、各自治体が調査を進めており、さらに増える可能性がある。

 その他の主な被害は、ため池や水路など土地改良施設が約48億円(1384カ所)、農地が約35億円(1381カ所)、農業施設・機械が約13億円(591件)などとなった。

 工場から大量の油が流出した大町町では同日、地元農協の職員らが稲の刈り取りを始めた。地元農協によると、被害面積は約26ヘクタールで、約120トンの収穫を見込んでいたが、全て廃棄される。

 JAさがによると、油が流出した地区では約20世帯の農家が米や大豆を中心に栽培。多くが生育不良に陥ったり、枯れたりしている。今後、県は土壌分析を実施し、早期の営農再開を目指す。

 油流出では、農業施設や機械にも被害が出ているが、県は「油による被害額だけを抽出することは、現時点では困難」としている。

 政府は既に、大雨による被害を激甚災害に指定すると発表しており、農地や農林水産関連施設の復旧事業に対する国庫補助率を引き上げる。

この記事を共有する

おすすめ情報