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JACのサーブ機11月引退 鹿児島離島便で活躍 老朽化、コスト削減へ

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日本エアコミューターのプロペラ機「サーブ340B」=平成29年10月、鹿児島空港
日本エアコミューターのプロペラ機「サーブ340B」=平成29年10月、鹿児島空港

 日本航空傘下の日本エアコミューター(JAC、鹿児島県霧島市)が、とがった先頭形状が特色のプロペラ機「サーブ340B」を、11月30日に引退させる。老朽化しており、燃費性能が優れたATRのプロペラ機に置き換えて運航コストを削減する。サーブ340Bは、同日のチャーター便が、引退を記念した最終飛行になる予定だ。

 越智健一郎社長(52)が共同通信のインタビューで語った。サーブ340BはJACで就航後、約27年で姿を消す。引退後、同機を国内で定期運航するのは日航傘下の北海道エアシステム(札幌)だけとなるが、同社は当面運用を続ける方針だという。

 JACはサーブ340Bの運航を平成4年に始め、鹿児島空港と離島を結ぶ便などで用いてきた。最大で11機を保有したが、客室の座席数が36席と少なく、利用者数が多い路線では使えないのがネックだった。

 このため機内空間にゆとりがあり、革張りの座席を備えた48席のATR42、胴体を長くした70席のATR72に置き換えてきた。今年12月以降はATR機で統一する。

 越智氏は「顧客に高い快適性を提供できる上、パイロットが同じ免許で乗務できるなど運航上も効率化を図れる」と強調した。

 JACは政府が来年夏の世界自然遺産登録を目指す「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」(鹿児島、沖縄)の対象地域に、数多く路線を持つ。

 8月23日には、JACを含めた鹿児島県内の企業・団体を中心に啓発活動を盛り上げる組織「世界自然遺産推進共同体」を発足させた。越智氏は「国内外に魅力を発信する大きな機会だ」と期待を込めた。

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