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中韓に依存の外国人入国者が上半期5.9%減 8年ぶり 「誘客は幅広い国から」九州運輸局

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九州への入国者数について説明する九州運輸局の岩月理浩局長
九州への入国者数について説明する九州運輸局の岩月理浩局長

 国土交通省九州運輸局は10日、今年1~6月の九州への外国人入国者数が、前年同期比5・9%減の239万人だったと発表した。上半期の減少は8年ぶりで、中国のクルーズ船客減少が響いた。7月の速報値も、前年同月比6・1%減で、日韓関係悪化が影響したとみられる。観光客の主力だった中韓に陰りがみられ、九州運輸局は、幅広い国から誘客を進める必要性を指摘した。(九州総局 高瀬真由子)

 上半期の入国者数を国別にみると、中国が前年同期比28・5%減の55万9千人で、韓国は同0・2%減の124万6千人だった。

 中国から九州へのクルーズ船寄航(山口県の下関港含む)が前年同期に比べ93隻減り、320隻だった。ツアー旅行の価格競争などから、外国の船会社に中国発着の航路を減らす動きが出ているという。

 一方、東南アジアからの誘客は好調で、福岡とを結ぶ航空便が新規就航したマレーシアが、前年同期に比べ2・1倍の1万6千人となった。フィリピンは同47・8%増、ベトナムは同30・5%増で、いずれも上半期として過去最高だった。

 7月の入国者は26万6千人で、上半期と同様に、東日本大震災が発生した平成23年以来8年ぶりに減少した。国別の状況は明らかになっていないが、韓国人客減少が大きいとみられる。

 九州運輸局の推計では、九州と韓国を結ぶ航空路線は、8月末で週あたり228便と7月末から53便減少。韓国・釜山と、博多(福岡県)、対馬(長崎県)、下関を結ぶ8月の航路旅客数も、韓国人は前年同月に比べ76%減少した。

 九州への入国者数は、韓国と中国で全体の75%を占める。岩月理浩局長は記者会見で「九州は中国と韓国に相当依存している。東南アジアは全国平均と比べ割合が低く、欧米豪を含め、もっと来てもらえるよう、観光地として磨き上げないといけない」と述べた。

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