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シニアに優しい嬉野温泉 バリアフリー、介助で人気

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 「美肌の湯」として知られる嬉野温泉(佐賀県嬉野市)が、施設のバリアフリーや入浴介助サービスに取り組み、体の不自由な高齢者らに好評を博している。旅行サイトでは全国1位も獲得。関係者は「誰もがくつろげる空間を提供したい」と語った。

 取り組みの中心は「佐賀嬉野バリアフリーツアーセンター」。客から障害の程度や食事制限の有無、予算などを聞き取り、バリアフリーに対応した13旅館の20室から宿泊先を紹介する。

 センターは平成19年、自らも旅館を営む会長、小原健史氏(71)が設立した。小原氏はバブル崩壊の影響でテーマパーク事業に失敗した。再建を目指す中で、高齢者や障害者に配慮した観光をアピールする他県の例を知り、温泉地でも導入できると考えた。

 入浴介助は25年に始めた。提携する介護施設がヘルパーを派遣し、料金は1回1万円。利用した半身まひの男性から「若い頃に訪れた嬉野温泉に、また入れるとは思わなかった」と感激の声も寄せられた。

 こうした取り組みが評価され、嬉野温泉は旅行サイト「楽天トラベル」の「シニアに人気の温泉地ランキング」で28年から3年連続で1位を獲得した。サイト内の「シニア」のキーワードを含む宿泊プランを利用した60歳以上の宿泊数が、最多だった。

 高齢者は家族連れで複数の部屋に泊まることが多く、宿泊施設にとっても「上客」といえる。小原氏は、高齢化の進展によるさらなる需要増を見込み「なかなか温泉に来られなかった人にも訪れてもらい、地域全体を盛り上げたい」と話した。

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