PR

日米同盟さらに発展を テイラー米国福岡首席領事が着任 日韓関係は民間交流の後押し強調

PR

記者会見で抱負を語る在福岡米国領事館のジョン・テイラー首席領事
記者会見で抱負を語る在福岡米国領事館のジョン・テイラー首席領事

 在福岡米国領事館の首席領事に就任したジョン・テイラー氏(51)が29日、福岡市で記者会見し、「日米同盟という素晴らしい関係を、さらに発展させたい」と語った。悪化する日韓関係については「米国は日韓両国の同盟国であり友好国だ。北朝鮮の脅威などに対応するには、3カ国の緊密な連携が不可欠だ」と述べ、民間交流を後押しし、関係改善に寄与する考えを示した。(九州総局 小沢慶太)

 着任は今月7日で、任期は3年。テイラー氏は1987年に教会ボランティアとして初来日し、岡山、香川などに6カ月間滞在した。妻は日本人で、日本への理解は深い。2009年から12年まで、広報文化交流担当領事として在札幌総領事館に勤務し、東日本大震災の対応にも当たった。

 テイラー氏は、日本国内の米軍基地について「受け入れてくれる自治体は、日米同盟ばかりでなく地域全体の安定と繁栄にとって重要だ」と自治体への謝意を述べた。その上で「関係強化に貢献できるよう、全力を尽くす」と強調した。

 韓国が、日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を決定をしたことに対し、米国政府の高官からは懸念と失望の表明が相次ぐ。

 この問題についてテイラー氏は「(日米韓)3カ国が一緒になって、北朝鮮問題などを解決していかなければならない」と述べた。さらに「交流を通して相互理解やパートナーシップをはぐくむことが、(日韓の関係改善への)一つの方法だ」と話した。米領事館は駐福岡韓国総領事館と共催で9月20日、日韓両国の起業家を招いたイベントを福岡市で開催する。

 またテイラー氏は、福岡市が起業家の育成に力を入れていることに注目し、「米国とこの地域の起業家、そしてより広範なビジネスコミュニティーとの絆を強めたい」と意気込みを語った。9月19日にはスタートアップ企業を対象に、米国での事業展開を後押しするセミナーを同市で開く。

 私生活では大の広島カープファンで、記者会見では福岡ソフトバンクホークスのユニホームを羽織りながら、カープの帽子をかぶってみせた。「広島はセ・リーグでソフトバンクはパ・リーグだ。問題はない」と話し、笑いを誘った。

                   ◇

【プロフィル】ジョン・テイラー

 1967年生まれ、ユタ州出身。米ブリガム・ヤング大大学院卒業後、米空軍などを経て2003年に国務省に入省。スウェーデン・ストックホルム、札幌、ジンバブエ・ハラレなどの大使館や総領事館に勤務し、今月7日から現職。

この記事を共有する

おすすめ情報