PR

高根沢ちゃんぽん、3店舗が新メニュー 加盟店閉店、盛り返し狙う 栃木

PR

新メニューを紹介する高根沢ちゃんぽん普及会のメンバー
新メニューを紹介する高根沢ちゃんぽん普及会のメンバー

 ご当地グルメで高根沢町の地域おこしを目指す「高根沢ちゃんぽん普及会」の3店舗が、新メニューを開発した。活動は7年目を迎え「地元の味」として定着した一方、今年に入り加盟店が閉店するなど、思わぬ“危機”が訪れたためだ。新メニューの提供により、もう一段の盛り上がりを狙う。(山沢義徳)

◆地元の食材を豊富に

 同会は平成24年、高根沢町と長崎県雲仙市との姉妹都市提携をきっかけに発足した。ご当地グルメとして町の特徴を打ち出すため、料理の定義を決めている。例えばスープ入りの「高根沢ちゃんぽん」は、具材に高根沢の農産物を豊富に使うことなどがルールだ。

 発足以来、加盟7店舗がそれぞれ工夫したレシピのちゃんぽんを提供。「北関東のB級グルメ」の一角としてメディアで紹介されるなど人気をじわじわ広げ、今年4~5月の10連休には「高根沢ちゃんぽんを目当てに多くの県外客が町を訪れた」(同会)という。

◆人気に冷や水

 しかし6月、町の温泉施設「元気あっぷむら」が経営不振のため廃業し、ここに入る会員2店舗は閉店。同施設料理長で、普及会会長として「高根沢ちゃんぽんマップ」の作成などをリードしてきた楡木治彦氏も交代することになった。

 せっかく高まった人気に浴びせられた冷や水。普及会に残った店主らは、魅力的な新メニューで盛り返そうと計画し、まず3店舗が新しい料理を作った。

 お食事処あづまは、ホウレンソウの一種のスイスチャードとショウガの色を生かした「高根沢ちゃんぽん(桃色)」を750円で、レストランボルドーは高根沢産のユズで甘辛く仕上げた「ゆずみそ焼ちゃんぽん」をスープ、サラダ付き865円で提供する。ちょっ蔵食堂は、たっぷりのゆで野菜を乗せた「冷やし焼ちゃんぽん」(750円)を夏季限定で出す。

◆ヘルシー前面

 さらに普及会は、野菜を豊富に使うちゃんぽんのヘルシーさを前面に打ち出そうと、日本栄養改善学会などが昨年始めた「スマートミール」制度の認証店を目指す方針も決めた。

 取り組みの“第2幕”に挑む新会長の笹崎佳儀さん(お食事処あづま店主)は「力を合わせ、もっと多くの人に食べてもらえるようにしたい」と意気込む。

 一方、元気あっぷむらは道の駅として再開する計画で、グランピング施設などを整備して来年10月に全面開業する予定だ。高根沢町の担当者は「ご当地グルメとして根付いたちゃんぽんを、道の駅でも味わえるようにしたい」と話す。

 ≪高根沢ちゃんぽん≫

 スープ入り=(1)小松菜ペーストを使った緑色のスープで高根沢の田園風景をイメージ(2)本場長崎県の麺を使用(3)具材は高根沢の農産物を豊富に使う

 焼ちゃんぽん=(1)具材は7種以上(2)そのうち1種は高根沢産

 ≪普及会加盟店≫

 ちょっ蔵食堂(宝積寺)▽お食事処あづま(宝積寺)▽ラーメン居酒屋天華(宝石台)▽レストランボルドー(宝石台)▽お食事処三好(文挾)

この記事を共有する

おすすめ情報