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佐賀発ギターは最高の響き 有名ミュージシャンも愛用 工房のオーナー・合瀬さん手作り

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製作中のアコースティックギターを手にする合瀬潤一郎さん=佐賀市
製作中のアコースティックギターを手にする合瀬潤一郎さん=佐賀市

 アコースティックギターの本体となる木の板に、木づちやのこぎり…。佐賀市の住宅街にある、車庫を改造したギター工房「BEFFNICK・BRACEWORK(ベフニック・ブレスワーク)」には、資材や道具が所狭しと並ぶ。「最高の音を響かせる1本を」。職人でオーナーの合瀬潤一郎さん(50)が、有名ミュージシャンも愛用するギターを生み出し続ける。

 4月下旬の工房。合瀬さんは本体のサウンドホール周辺を装飾するため、シロチョウガイを加工した薄い板をカッターで細かく切る作業に没頭していた。

 これまでにスガシカオさんや斉藤和義さん、スキマスイッチの大橋卓弥さんらのギターを手掛けている。「地方で1人で作っていても、トップメーカーと張り合える。面白いですよ」

 小学生の頃、木刀や弓を作って遊ぶことに熱中した。中高生時代は、日本のロックバンドからマイケル・ジャクソンといった海外アーティストまで、幅広く聴いていた。

 「木工と音楽の両方に関わる仕事をしたい」。高校を卒業して就職した電気工事会社を、2年半で辞めた。ギター製作の専門学校を経て、22歳で福岡県内の楽器メーカーに転職した。エレキギターよりも職人の腕が音に反映されるアコースティックギターに、作りがいを見いだした。

 ただ、企業の一員としては、80~100点の出来栄えで安定供給することが求められる。「満点を超えるギター作りに挑みたい」と、39歳で独立した。生まれ育った佐賀県多久市の地名にちなんで名付けた工房を、自宅に構えた。

 佐賀市の楽器店「まる屋」の丸山哲矢さん(49)は「音が軽やかで、高音の響きも良い。最初のチューニングでほれ込んだ」と、合瀬さんの商品を扱うことに決めたときを思い起こす。

 同店や工房ホームページなどで30万円台から注文を受け付けている。1年間で仕上げられるのは15本程度。購入希望者は1年以上待ちという。「ベフニックが、佐賀を元気にするきっかけの一つになればうれしい」

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