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救急車、ETC利用可能に 佐賀県・西日本高速

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 佐賀県は21日、救急車が高速道路を緊急走行する際の時間短縮を図ろうと、自動料金収受システム(ETC)車線を利用できるようにする協定を西日本高速道路と締結したと発表した。締結は18日付。東日本、中日本を含む高速道路3社では初の取り組み。

 救急車は緊急走行時に高速を無料で通行できると、法で定められている。ただ申告が必要で、渋滞時でも有人料金所の車線に並ばなければならなかった。ETCを利用すれば停車せずに料金所を通過でき、協定締結を働き掛けた地元の医師は「誰にとってもメリットは大きい」と期待する。

 協定に基づき、西日本高速が救急車を保有する県内の消防機関に緊急用ETCカードを発行する。利用履歴を基に消防に照会し、緊急走行だったと確認されれば料金は請求されない仕組み。

 協定のきっかけをつくったのは、同県有田町の産婦人科医、岸展弘氏(60)だった。年に数回、切迫早産などの患者を高速で県内外の医療機関に救急搬送しており「一刻も早く運ばなくてはいけない」と、約10年前から消防機関などにETCの利用を訴え続けてきた。ETCカードの発行を申請するかどうかは各消防の判断だが、県担当者は「多くの消防機関に広く活用してもらいたい」と話している。

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