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「特A」数日本一…なのに売れない 福島県職員が「売米隊」、風評打破へ首都圏に営業

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 「特A」銘柄数で日本一を誇りながら、東京電力福島第1原発事故の風評被害で消費が伸びない県産米の販路を広げようと、県農産物流通課の職員7人が首都圏などの各小売店に営業をかける「ふくしま売米(うりこめ)隊」を結成、22日に出発式が行われた。 (内田優作)

 7人は県外1千店舗以上の県産米販売を目指し、小売店を訪問して営業活動や試食会開催などを行う。月内から関東の1都3県で活動を開始する。県によると、自治体職員が地元産米の売り込みのために他県の小売店を回るのは極めて異例という。

 出発式では、県産品PRアニメ「食べちゃったっていいのにな!」のテーマ曲に乗って、「広報担当」隊員や、県産総菜の「ご飯のお供担当」隊員らが登場、佐竹浩農林水産部長から「福島米をしっかり営業し、味わっていただきましょう」と激励を受けた。その後、「天のつぶ」などの県産米と「下郷高菜ときくらげのしぐれ」などを職員や報道陣にふる舞った。

 県によると、県産米は日本穀物検定協会が行う米の食味格付けで最上級の「特A」銘柄数で日本一を誇っている。しかし、原発事故の影響で価格は他県より低く、コシヒカリは魚沼産よりも約200円、1割近い価格差があり、「福島県産」が表に出ない形で業務用としての消費も目立つという。

 県は「価格向上には、まずは(扱ってもらう)棚を増やし、ブランド力強化を図らなければ」(鈴木秀明課長)と意気込む。職員の営業活動を通し、県産米のブランド力強化と風評被害払拭につなげたい考えだ。

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