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群馬県産こんにゃく、EUにPR ゼリーやヌードル、伊の給食会社招き試食会

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群馬県産こんにゃく、EUにPR ゼリーやヌードル、伊の給食会社招き試食会

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 ■“健康志向”で大ヒットの可能性

 県は欧州連合(EU)市場で県産こんにゃく製品の販路拡大を加速する。28日には、イタリアで食堂などを経営する大手給食会社のメニュー開発者らを招き、県内のこんにゃく製造会社のヌードルやゼリーなど多彩な商品を紹介。健康志向が強い消費者を中心に、世界的に人気が上昇する県産こんにゃく製品は輸出額が増加しており、さらなる浸透を図る。(久保まりな)

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 県が招いたのは、イタリアでレストランや社員食堂などを経営する大手給食サービス会社エリオール社のメニュー開発者、ダニエレ・ディ・リベルト氏。

 県内のこんにゃく製造会社3社が提供する粒々こんにゃく▽こんにゃくヌードル▽こんにゃくゼリー▽板こんにゃく-などを試食してもらった。

 これまで県は、EU市場にこんにゃく製品を輸出。2015年のミラノ国際博覧会に出展以降、現地シェフに食材をPRするなど力を入れてきた。

 県によると、県産こんにゃく製品は世界的に人気が上昇し、輸出額は年々増加。ヘルシーな点が評価され、特に「しらたき」が健康食として人気が高いという。こんにゃくなど加工品の16年度の輸出額は12年度の約3・4倍の2億6750万円に伸びた。

 県内の製造会社は「日本では、きんぴらなどに使うことが多い」「もちもちとした食感が特徴」などと、それぞれ商品の魅力を説明。サラダに交ぜてアレンジした調理例も紹介した。

 ダニエレ氏は「ひとつの食材からそれぞれ違った商品を開発していることが興味深い。健康志向で展開していくと、大ヒット商品になる可能性を秘めている」と笑顔を見せた。

 エリオール社は来年1月以降、ミラノのレストラン4店舗でこんにゃく製品を提供予定で、商品を考案中。ダニエレ氏は「イタリアの食文化の中心であるスパゲティに形状が似ているので、受け入れられやすい」と指摘。「まずはしらたきを使い、イタリア人の好みに合わせたメニュー展開をしたい」と話した。

 商品を試食してもらったアイエー・フーズ(富岡市)の吉田さゆり社長は「比較的わかりやすいヌードルなどを紹介した。東南アジアへ展開はしているが、EU市場も見ていきたい」と話した。

 この日は、イタリアからシェフ2人を招いた試食会も開催。県産の上州和牛とこんにゃくをイタリア風に調理した「すき焼き再解釈」に、大沢正明知事ら関係者が舌鼓を打った。

 県は来年3月、世界の一流シェフや食材メーカーがミラノに集う国際会議「イデンティタ・ゴローゼ」にも出展。県産農畜産物をPRする予定だ。