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和歌山・海南の中野BCで「梅の日」に梅酒初仕込み

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和歌山・海南の中野BCで「梅の日」に梅酒初仕込み

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 田辺市やみなべ町の梅農家などでつくる「紀州梅の会」が制定した「梅の日」の6日、海南市の酒造会社「中野BC」で、梅酒の初仕込みが行われた。約10トンの南高梅が熟成タンクに入れられ、酒蔵内には甘い香りが広がった。

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 「梅の日」は、室町時代に日照りが続いたとき、天皇がこの日に賀茂神社に梅を奉納して祈ると大雨が降り、五穀豊穣をもたらしたことから、梅に感謝するようになったという故事にちなみ、紀州梅の会が平成18年に制定。中野BCでは毎年、梅の日に梅酒の初仕込みを行っている。

 同社従業員らが午前8時半ごろから、みなべ町の契約農家などで収穫された直径約4センチの南高梅を水洗いして、あくを抜いた後、醸造アルコールや砂糖、水が入った熟成タンク(高さ4・2メートル、直径2・6メートル)に入れた。この日使用された南高梅は約25万粒(約10トン)という。

 同社では、昨年と同程度の梅約500トン分を約1カ月かけて仕込む予定。梅酒の一部は12月には、早期熟成で酸味が強くさわやかな味の新酒「梅酒ヌーボー」として売り出すほか、1年以上熟成させたものも国内外に出荷するという。

 梅酒造りを統括する「梅酒杜氏(とうじ)」の山本佳昭さん(47)は「今年の梅の実は小ぶりだが、うまみ、酸味が強く、梅酒にとっては状態がいい」と笑顔で話していた。