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「埼玉県の選手20%が目標」 東京五輪で上田知事初表明

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「埼玉県の選手20%が目標」 東京五輪で上田知事初表明

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 上田清司知事は26日の県議会で、2020年東京五輪の日本選手団のうち県出身者が占める割合について、目標値を20%に設定していることを明らかにした。目標値を表明したのは初めて。上田知事は「自国開催で日本人の出場が増える。選手団を500人程度と想定すると100人になる」との見方を示した。

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 鈴木正人県議(県民)の代表質問に答えた。県スポーツ振興課によると、過去の五輪での県出身選手の割合は2000年シドニー11・2%(30人)▽04年アテネ10・9%(34人)▽08年北京10・3%(35人)▽12年ロンドン13・7%(40人)-だった。

 県は平成28年度から東京五輪に向けた選手育成に乗り出す。4年後を見据え、各競技団体から推薦があった県内の中学3年生以上から、国内のトップレベルを狙える60人を選抜、強化選手に指定する。

 強化指定選手に対し、国内外の遠征・合宿費、個人コーチやコンディショニングトレーナーの委託費などについて、1人当たり40万円を助成。スポーツ科学分野からの支援も実施し、県内のスポーツ系大学1校と連携して身体能力の測定・分析を行うほか、専門スタッフによるトレーニングメニューを提供する。

 また、女性選手の成長期特有の心身の問題について、上田知事は「保護者の理解を得ながら、医学、栄養、心理の各方面を含め、総合的できめ細やかな支援を進める」と強調した。

 県は28年度当初予算案に助成費や支援費など5380万2千円を計上している。上田知事は「新たな支援策の実施で、できるだけ20%に近付けたい。高い目標だが、ぜひ実現したい」と答弁。「こうした支援は1回のみで効果が表れない」として継続的に実施する考えを示した。