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百済王家末裔が船橋に! 習志野で企画展、資料など200点展示 千葉

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百済王家末裔が船橋に! 習志野で企画展、資料など200点展示 千葉

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 ■日韓史の意外な一面に触れて

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 古代の朝鮮半島で4~7世紀に栄えた百済(くだら)王家の歴史をたどる企画展「百済王家の末裔(まつえい)、大内氏をめぐって」が17日、習志野市大久保の市民プラザ大久保で開幕した。王家の血を継ぐという船橋市在住の45代当主、大内公夫さん(75)の協力を得て実現した。日韓史の意外な一面をうかがえる。

 大内さんは青年の頃、歴史書を読み、戦国大名・大内氏に関心を持った。母親に聞くと、先祖伝来の古びた家系図「多多良(たたら)姓大内氏家譜」を見せてくれた。冊子となっており、1枚目に先祖は百済王家の琳聖(りんしょう)太子と記されていた。

 「いきなり、百済王家の血筋と書いてあるんですから、驚きましたよ」

 家伝によると、琳聖太子は約1400年前の7世紀頃に山口に上陸。子孫が大内氏を名乗ったという。

 大内さんは平成12年頃、山口市へ墓参りに行き、地元の人々から先祖の業績を聞いて大内氏の子孫であることを意識するようになった。

 その後、韓国のテレビ局の取材を受け、番組が放映された。21年、韓国・益山市を訪問。地元市長らの歓迎を受け、用意された王族の衣装を着て百済王陵に花を捧げた。今年10月にも韓国で祭礼に参加している。

 「韓国には日本人を兄弟のように思っている人が多い。企画展が交流の歴史を考えるきっかけになれば」と語る。

 企画展には王族の衣装や王冠のレプリカ、百済の歴史や山口で花開いた大内文化に関する資料など約200点が展示されている。企画した岡田光正さん(73)は「百済王家の末裔という当主が船橋に住んでいることに着目した。意外な歴史に触れてほしい」と話している。

 30日まで。午前9時~午後9時(最終日は4時)、入場無料。21日午後2時からは大内さんの記念講演などが行われる(資料代300円)。問い合わせは市民プラザ大久保(電)047・470・8171。