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【経済インサイド】羽生、小平、高木姉妹…「金」! 日本勢の冬季五輪過去最多メダル株価押し上げも

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メダル13個 日本選手団が帰国

羽生、小平、高木姉妹…「金」! 日本勢の冬季五輪過去最多メダル株価押し上げも

経済インサイド更新
冬季五輪日本のメダル獲得数と日経平均株価 1/6枚

 2月25日に閉幕した平昌五輪で、日本選手団は金4、銀5、銅4の計13個と、冬季五輪で過去最多のメダルを獲得した。フィギュアスケート男子の羽生結弦選手(23)らによるメダルラッシュに、日本は高揚感に包まれている。過去の五輪をひもとくと、メダル獲得数と株価に深い関係があることが、三井住友アセットマネジメントの宅森昭吉チーフエコノミストの調査で分かった。世界同時株安の影響で不調続きだった日経平均株価は、開幕日の2月9日から閉幕後最初の営業日だった26日までに771円上昇した。

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 平昌五輪の期間中、平均株価が最も大きく上昇したのは2月19日。この日の終値は前週末比428円96銭高の2万2149円21銭で、年初のご祝儀相場に続く今年2番目の上げ幅を記録した。

 直前の週末、日本勢は立て続けにメダルを取った。17日には羽生選手が昨秋の右足首の負傷から見事な復活劇を演じ、66年ぶりの2連覇を果たした。宇野昌磨選手(20)も初の五輪で銀メダルを獲得しフィギュア人気を盛り上げた。18日には、スピードスケート女子の小平奈緒選手(31)が500メートルで日本2個目の金メダルに輝いた。ライバルであり友人でもある韓国の李相花(イ・サンファ)選手(29)と肩を抱き合ってリンクを回る姿も感動を呼んだ。

 週明け19日は米国株式市場が歴代大統領をたたえる祝日「プレジデント・デー」で休み、中国や香港も旧正月「春節」と重なった。海外が薄商いとなる中、日本株が大きく上昇したことについて、宅森氏は「新聞も1面で羽生選手や小平選手の活躍を報じ、日本全体が明るい雰囲気に包まれたこともあって、日本の個人投資家が頑張った」との見方を示す。

 五輪関連の個別銘柄にも興味深い値動きがみられた。たとえば、羽生選手が所属するANAホールディングスは羽生選手が平昌入り後、初の公式練習で、約3カ月ぶりとなる4回転ジャンプを2度披露した14日から優勝直後の19日まで4連騰し、計4.7%上昇した。

 宅森氏によると、日本選手団がメダルを多く取った大会が、株価に好影響を与える傾向がある。

写真ギャラリー

  • 平昌五輪フィギュアスケート男子で気迫の演技を披露し、金メダルをつかみ取った羽生結弦選手(納冨康撮影)
  • フィギュアスケートのエキシビションで出演スケーター全員と記念撮影する羽生結弦=2月25日、韓国・江陵アイスアリーナ(納冨康撮影)
  • 李相花選手(左)の肩に手をかけ、ともにウイニングランをする小平奈緒選手=2月18日、韓国・江陵(納冨康撮影)
  • スピードスケート女子団体追い抜き(チームパシュート)で史上初の金メダルを獲得し、声援に応える(左から)菊池彩花選手、佐藤綾乃選手、高木菜那選手、高木美帆選手=2月21日、韓国・江陵オーバル(納冨康撮影)
  • 平昌五輪で正式種目となったスピードスケート女子マススタート決勝で、金メダルを獲得した高木菜那選手=2月24日、韓国・江陵オーバル(納冨康撮影)

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