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【平昌パラ】61歳の“守護神”、目指すは「金」 アイスホッケー日本代表GK、福島忍「正面から当たっていく」

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強化合宿でパックに飛びつく福島忍選手。キャッチする技術の高さに定評がある=熊本市
強化合宿でパックに飛びつく福島忍選手。キャッチする技術の高さに定評がある=熊本市

 「つぶしにいけ!」。パラアイスホッケー日本代表のGK福島忍(61)がスティックでリンクをたたく。ゴールを決められると悔しそうに表情をゆがめ、仲間の好プレーには笑顔を見せた。平昌パラリンピックに向けた熊本市の強化合宿は熱気に満ちていた。

 福島は平均年齢41歳を超えるチームの守護神。他競技を含めた日本選手団の中で最年長だ。「お父さん的存在。後ろからフォローしてくれる」と若手の信頼も厚い。

 静岡県藤枝市に生まれ、サッカーではGKだった。20代の時に交通事故で脊髄を損傷。車いすバスケットボールに熱中した後、1998年長野パラリンピックをきっかけに「氷上の格闘技」の世界へ飛び込んだ。

 日本は2010年バンクーバー大会で銀メダルを獲得した実績を持つ。しかし主力の引退や、競技者が増えずに進まない世代交代で低迷。14年ソチ大会の出場を逃した。選手の復帰もあり、平昌への切符を意地でつかみ取った。

 今大会が4度目のパラリンピックとなる福島も、若手に譲ろうと引退を考えたことがあった。所属先の練習に参加しない時期も。だが競技の存続のためにも「平昌を逃してはいけない」という思いや、「平昌まで一緒に」という仲間の説得で腹をくくった。目指すは金メダルだ。

 「試合が始まったら、年齢は関係ない。正面からバチッと当たっていく」。目尻にしわを寄せて笑い飛ばした。

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