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【平昌五輪】「そだねージャパン」VS「にんにく少女」 対照的な司令塔 ついに今夜カーリング日韓戦

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史上初メダル 日本カーリング女子

「そだねージャパン」VS「にんにく少女」 対照的な司令塔 ついに今夜カーリング日韓戦

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カーリング女子準決勝ではスキップ対決にも注目が集まる。日本のスキップ、藤沢五月(納冨康撮影) 1/2枚

 史上初の準決勝に進出したカーリングの日本女子は23日、メダルがかかる大事な一戦を迎える。相手は同じく史上初の4強に勝ち進んだ韓国。快進撃を見せた同国は1次リーグで唯一、日本に敗れた。因縁の対決の鍵を握るのは、日韓双方で注目を集めるスキップ(司令塔)だ。

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 「田舎の学校の同級生らが遊びで組んだチーム」。現地メディアがこう称する韓国チームは、世界の強豪を次々と撃破し1次リーグを8勝1敗で首位通過。同級生や姉妹で構成されるチームは出場メンバーの出身地が同じで、その特産品から「にんにく少女」の愛称も付いた。カーリングの競技人口は日本の約3千人に対し、韓国はわずか700~800人。“意外性”も熱狂の一因となっている。

 日本のチームも状況は似ている。メンバー5人全員が北海道北見市出身で、メンバーには吉田知那美(ちなみ、26)、夕梨花(ゆりか、24)姉妹がいる。メンバー間で交わされる北海道なまりの会話から「そだねー(そうだね)ジャパン」とネットで話題に。休憩時間の通称「もぐもぐタイム」で北見市の銘菓「赤いサイロ」をほおばっていることが分かると、菓子店に注文が殺到した。

 スキップの藤沢五月(26)は厳しい状況でも笑顔でメンバーと戦略を練る姿が印象的だ。長野五輪日本代表候補だった父の影響でカーリングを始め、練習量に基づく多彩なショットが強み。「天才肌のスキップ」といわれてきた。

 藤沢は韓国の人気女優パク・ボヨンさんに似ているとの声があり、韓国語も話せるため、現地ファンにも人気だ。ただ、1次リーグでは、ショット成功率が9割を超えた試合があったものの、直近2試合は55%、74%と調子を落としているのが気がかりだ。

 これに対し、韓国のスキップ、金恩貞(キム・ウンジョン、27)は「終始一貫して無表情」(韓国紙)。日本の人気漫画「スラムダンク」に登場するキャラクターになぞらえて「メガネ先輩」のニックネームが付けられた。

 メンバーの金栄美(ヨンミ、26)に対し、氷をブラシで掃くスイープを求める「ヨンミや!」というなまりのあるかけ声が大会最大の流行語になっている。恩貞の直近3試合のショット成功率は平均87%と調子は上々。

 笑顔の藤沢か、冷静な恩貞か-。この五輪で一番注目を集める「日韓戦」になるかもしれない。(石井那納子、江陵=時吉達也)

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  • カーリング女子準決勝ではスキップ対決にも注目が集まる。韓国のスキップ、金恩貞(ロイター)

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