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【皇室ウイークリー】(629)陛下、新たな年の豊作ご祈願 障害者・支援者とのご懇談も 

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世界らん展をご覧になる天皇、皇后両陛下。高円宮妃久子さまも次女の千家典子さんと同行された=14日午前、東京都文京区の東京ドーム
世界らん展をご覧になる天皇、皇后両陛下。高円宮妃久子さまも次女の千家典子さんと同行された=14日午前、東京都文京区の東京ドーム
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 天皇、皇后両陛下は14日、東京ドーム(東京都文京区)を訪れ、開催30回を迎えた「世界らん展2020-花と緑の祭典-」を観賞された。高円宮妃久子さまが同展実行委員会名誉顧問を務める次女の千家典子さんとともに両陛下に同行し、和やかに言葉を交わされていた。

 会場には18の国・地域から集められた約3千種、10万株以上のランが展示。日本初公開の珍しい東洋ランが一株1200万円以上するという説明を聞いた両陛下は、値段の高さに驚かれていたという。

 続いて、日本大賞を受賞した作品などを熱心にご観賞。天皇陛下は、それぞれの種類や産地を質問し「ランというのはとても奥深いものですね」と話された。皇后さまは時折、花をのぞき込みながら「明るい色ですね。つやが輝いていますね」などと感想を述べられていたという。

 陛下は17日午前、「祈年祭の儀」に臨み、皇居・宮中三殿で拝礼された。毎年11月23日に行われる「新嘗祭(にいなめさい)」では稲などの収穫を神々に感謝するのに対し、祈年祭は初春の2月17日、新たな年の豊作を祈願する儀式。皇后さまは儀式が終わるまで、お住まいの赤坂御所で慎み深く過ごされた。伊勢神宮での祈年祭は、陛下の妹で神宮祭主を務める黒田清子さんが取り仕切った。黒田さんは18日に赤坂御所を訪れ、陛下に祭祀を無事に済ませたことを報告したという。

 両陛下は17日午後、皇居・宮殿で、厚生労働大臣表彰の障害者自立更生者と、文部科学大臣表彰の冬季デフリンピック競技大会入賞者と面会された。面会は上皇ご夫妻が担われてきたが、代替わりに伴い、両陛下が引き継がれた。この日は、障害を克服し、自立して他の模範となっている障害者やその支援者と、昨年12月に行われた聴覚障害者のオリンピックであるデフリンピックのスノーボード、アルペンスキーの入賞選手ら70人が出席。手話通訳者も同席した。

 陛下は、「さまざまな努力によって自らの障害を克服し、立派に社会参加を果たしておられること、また、長年にわたり障害者のために力を尽くしてこられたことを、うれしく、心強く思います」とたたえ、「みなさんの家族の方々にも敬意を表したいと思います」と述べられた。その後、出席者との懇談の機会も設けられ、両陛下は椅子に座った障害自立更生者の男性の前で腰をかがめ、笑顔で言葉をかけられていた。

 秋篠宮ご夫妻は18日、東京都台東区の日本学士院会館を訪れ、45歳未満の若手研究者を顕彰する「日本学術振興会賞」と「日本学士院学術奨励賞」の授賞式に臨まれた。

 授賞式は平成16年度から毎年開催され、今年で16回目。ご夫妻は第1回から臨席されている。

 秋篠宮さまは授賞式で、昨年、リチウムイオン電池の開発に取り組み、ノーベル化学賞を受賞した旭化成の名誉フェロー、吉野彰さんの業績に触れ、「独自の発想に基づく研究に粘り強く取り組んでこられたことが受賞につながったものと思います」とご回想。受賞者らに対し、「今後もさらに充実した研究を進められ、世界的に活躍されることを願っております」と述べられた。その後、茶会も催され、ご夫妻は若手研究者らと和やかに懇談された。

 柔道のグランドスラムパリ大会視察のため、フランスを非公式に訪問していた寛仁親王妃信子さまは14日、羽田着の民間機で帰国された。信子さまは昨年7月から国際柔道連盟のアンバサダーを務めており、今月6日から渡航されていた。

 【皇室ウイークリー】は毎週金曜日、「産経ニュース」に掲載している企画です。ニュース紙面ではあまり触れられない各宮家のご活動や、上皇ご夫妻のご様子を含め、宮内庁担当記者が皇室の1週間を振り返ります。紙面で掲載できなかった写真もご紹介しています。さらに「皇室ウイークリー」だけのために撮影した写真も、アップしています。

 また皇室のご動静は、産経新聞社が取材協力している扶桑社の季刊誌『皇室 Our Imperial Family』でも、詳しくご紹介しています。

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