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「ぬいぐるみと一緒!」JR四国と大学生がユニークツアー企画

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JR四国の半井真司社長(中央)とともに記者会見し、旅行プランを発表する学生ら=1月27日、高松市
JR四国の半井真司社長(中央)とともに記者会見し、旅行プランを発表する学生ら=1月27日、高松市

 若者の視点を生かして観光客を呼び込もうと、JR四国(高松市)は、四国4県の国立大学の学生が考えた旅行商品ツアーを発売した。いずれも各大学での審査を突破したプランで、瀬戸内海の島を訪れる旅、ぬいぐるみと一緒の旅などユニークな企画がそろう。3~6月に催行予定で、すでに募集を開始している。

1泊2日「海と学ぶ防災旅」

 1月27日に同社で開かれた記者会見では、ツアーを企画した学生3人がアピールポイントや苦労した点を説明。太平洋に面した高知県黒潮町を舞台に、防災学習と自然体験を盛り込んだ1泊2日の「海と学ぶ防災旅」を提案した高知大3年の拝藤(はいとう)紘希さんは「コンテンツとして防災を育てるきっかけになれば」と意気込みを語った。

 「地域観光チャレンジツアー」と題した旅行商品の開発は、昨年に続いて2回目の取り組み。学生ならではの感性を生かして魅力ある観光資源を発掘してもらうのが狙いで、同社と地域や観光の振興、人材育成に関する協定を結ぶ徳島大、香川大、愛媛大、高知大の4大学が参加した。

 各大学での選考を通過した計8グループが、昨年9月に愛媛大で開かれた最終審査会で企画を発表。半井真司社長や学長らが審査した。

 拝藤さんのグループは最優秀の金賞を受賞。町を襲った過去の津波被害や防災の取り組み、南海トラフ地震の津波による被害想定について学んだ後、実際に避難用のタワーに上り、防災缶詰を試食する。半井社長は「これまでにないツアー」と評価した。

 防災意識を高めるだけでなく、自然と人のつながりや自然の素晴らしさを感じてもらおうと、2日目には塩作りかホエールウオッチングのいずれかを体験してもらうプラン。拝藤さんは「自然から生み出された地域の産業、自然とつながる産業のあり方を考えてもらえたら」と話した。

「日常を離れ島の旅」

 いずれも銅賞に選ばれた香川大のグループのうち、4年の上高美香さんのグループが考えた「香川県男木島(おぎじま)でゆったり島旅」は、瀬戸内海に浮かぶ男木島(高松市)を日帰りで訪れる旅。「せわしない日常を離れて幸せを感じてもらえたら」と呼びかける。

 高松港からフェリーでおよそ40分の男木島は面積1・34平方キロ。昨年12月1日時点で108世帯167人が住んでいる。3年に1度開催される「瀬戸内国際芸術祭」の会場となったのを機に注目を集め、移住者が増え、休校していた小・中学校が再開した。

 ツアーでは、島で制作活動をする芸術家や、古民家を改修した「男木島図書館」を作った移住者の話を聞く時間を設けた。

「ぬい旅」

 一方、4年の方岡(かたおか)美和子さんのグループは、香川県善通寺市を舞台に「願い事が善く通る寺のまちでぬいと想(おも)いを込める旅」と題し、若い女性をターゲットにした日帰り旅行を提案。行く先々で、持参したお気に入りのぬいぐるみを撮影する「ぬい旅」を楽しむプランだ。

 陸上自衛隊善通寺駐屯地をはじめ、弘法大師空海の生誕地とされる総本山善通寺、旧日本陸軍将校の社交場だった「旧善通寺偕行社」を訪れて歴史や文化に触れ、旬の食材を使った精進料理やスイーツを味わえる。

 方岡さんが「参加者との交流を通して『ぬい旅』を楽しんで」とアピールすると、半井社長は「わが社も(イメージキャラクターの)『すまいるえきちゃん』のぬい旅をしてみようか」と話し場を和ませた。

 このほか、徳島県吉野川市で梅酒づくりを体験したり、愛媛県の大洲市や内子町で歴史ある街並みを散策したりするツアーも。半井社長は今回の企画について「社員では思いつかない発想。斬新なツアー」と期待を寄せており、好評を得たプランは今後も催行する可能性があるという。

 申し込みは、JR四国旅の予約センター(087・825・1662)へ。

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