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【スポーツ異聞】意外な人選か、適任か 男子ゴルフ新選手会長に時松隆光 

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ジャパンゴルフツアー選手会の新会長に選出された時松隆光(左)と副会長になった石川遼=1月23日、東京都港区
ジャパンゴルフツアー選手会の新会長に選出された時松隆光(左)と副会長になった石川遼=1月23日、東京都港区
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 驚いた方も多かったのではないか。ジャパンゴルフツアー選手会は1月23日、東京都内のホテルで理事会を開き、新会長に時松隆光(26)を選出した。

 ゴルフファンならともかく、ツアー通算3勝だけに、名前になじみがない方も多いだろう。だが、1月12日にフジテレビ系列で放映された「ジャンクSPORTS 3時間スペシャル」で女子ゴルフの“黄金世代”渋野日向子、勝みなみ、河本結らそうそうたるメンバーが集結した中、男子ゴルファーで唯一、ゲスト出演した選手といえば、「ああ、あの…」と思い出す方もいるのではないか。

 頭の周囲を刈り上げる独特の髪形で、MCを務めるお笑いコンビの「ダウンタウン」浜田雅功さんから、「源ちゃん」といじられていた、あの選手だ。ちなみに、なぜ、「源ちゃん」なのかと言うと、本名が「源蔵」だからだ。「勝負運がつく」との理由で登録名を「隆光」にしている。

 最近、バラエティーでは売り出し中の時松だが、2012年にプロに転向し、ツアーは3勝。16年から毎年、1勝ずつしていたが、昨年は上位にこそ顔を出すものの、ついに優勝には届かなかった。選手会会長は選手側の立場に立って、ツアーなどを主催する日本ゴルフツアー機構(JGTO)に対し、プレー環境などについてモノを申す。ある程度の名前がないと、迫力不足の印象は否めない。

 歴代14人の選手会長の名前を眺めると、選手としての実績があり、かつリーダーシップがある人物が選ばれるケースが多い。1984年に初代選手会長に就き、長らく会長職にあった杉原輝雄をはじめ、近年でも宮本勝昌、池田勇太、宮里優作、石川遼ら、実績ある選手が務めてきた。

 今回、新会長は理事会の互選で決まったが、理事会は紛糾したようだ。立候補者はなく、時松の名前のほか、13~15年に一期会長を務めた池田らも候補に挙がったようだ。だが、なかなかこれと言った候補がいない中、最終的に多数決で時松に落ち着いた。

 次から次へと若手の有力選手が現れる女子と比べ、男子は若手の人材難なのは確かだ。そんな中、経験がない時松に白羽の矢が立った形だが、当の時松は「不安しかない」と胸の内を明かす。任期は2年。一期で退いた石川副会長は「(時松は)信頼できる後輩。だが、すべてを背負わせようとは思わない。選手会が一丸となってサポートしたい」と話した。

 AIG全英女子オープンを制した渋野や“黄金世代”効果で観客動員が伸びる女子に対し、男子は伸び悩んでいる。前選手会長の石川は自らが先頭に立ち、サインなどファンサービスを徹底させたものの、個人の力では限界があるのも事実。26歳は大きな重荷を背負わされたまま、4月からの国内の初戦を迎える。

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