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【翔タイム!大谷】二刀流完全復活プランの中身

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二刀流復活への期待が掛かるエンゼルスの大谷(リョウ薮下撮影)
二刀流復活への期待が掛かるエンゼルスの大谷(リョウ薮下撮影)

 エンゼルスが大谷翔平(25)の二刀流完全復活へ向け、今季から適用される規則をフル活用したプランを立てていることが分かった。2018年10月に受けた右肘のトミー・ジョン手術からのリハビリを続けてきたが、2月中旬から始まる春季キャンプで最終段階に入る。

 今季から新規則として正式に導入された二刀流での選手登録。二刀流として登録されれば、投手として負傷者リストに入ったとしても、チームから離れることなく打者として出場できる。

 その条件は前年かその年に20投球回、野手かDHで20試合以上先発し1試合につき3打席以上立つこと。昨季は右肘のリハビリのため、打者一本で過ごした大谷はこの条件に当てはまらないはずだった。

 ところが、状況は大谷に有利に動いているようだ。米ITスポーツサイト「ジ・アスレチック」は「導入初年の今季に限り、2年前の成績も考慮されることになった。大谷は開幕から二刀流として登録される可能性がある」と報じた。

 大谷は2年前のメジャー1年目の18年に51イニング2/3投げた。先発して主軸を打つという本格派二刀流で全米が騒然となった。待ち望むムードが特例を生んだようだ。

 とはいえ、いきなり打って投げて全開とはいかないことは、エンゼルスも十分承知している。ここでも、二刀流に関する新規則が追い風になりそうで、エンゼルスの地元紙「オレンジ・カウンティ・レジスター」は「二刀流選手はトミー・ジョン手術からのリハビリ期間、負傷者リストに入ることなく、マイナーの試合に登板できるという、新しい規則が大谷にとってプラスに働く」と伝えた。

 けがから復帰する選手がすぐにメジャーの試合に登板するには危険が多く、まずマイナーで登板して回復具合を確認するのはよくあることだ。ただ、メジャー選手がマイナーで調整出場するには負傷者リストへの登録が必要で、一度入ると最短でも7日間はメジャー出場はできない。それが、マイナーで調整登板した翌日に打者としてメジャーの試合に先発出場できるわけだ。

 大谷が投手としてフル回転したのは日本ハム時代の16年までさかのぼる。シーズン正念場の後半戦、さらにはワールドシリーズに続くポストシーズンまで二刀流をキープしてもらうには念には念を入れる必要がある。

 エンゼルスのエプラーGMも「右肘の靱帯(じんたい)の再建には時間がかかる」と、投手でのメジャー復帰は開幕からではなく、5月中旬以降にずれこむことがあると示唆している。

 開幕から1カ月あまりは、マイナーで少ない球数から実戦感覚を取り戻し、メジャーで打ちまくる。大谷の2020年活躍プランができあがった。(運動部 佐竹修仁)

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