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食べると甘い“恵方巻き”激似ロール

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節分に向けて開発した和菓子の「さぬき恵方ロール」=1月、高松市
節分に向けて開発した和菓子の「さぬき恵方ロール」=1月、高松市
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 2月3日の節分に合わせ、地元の食材にこだわった香川県オリジナルのロールケーキ「さぬき恵方ロール」が今年も同県内の菓子店で販売される。毎年新作が公表されているが、今年初めてラインアップした和菓子バージョンでは「恵方巻き」に激似の商品が登場。開発者は「遊び心あふれる和菓子のロールケーキ。楽しみながら味わってほしい」とPRする。

これが和菓子?驚く出来栄え

 1月9日、香川県庁で、県産食材の魅力を発信する「さぬきうまいもんプロジェクト」のロールケーキと恵方巻きの発表会が開かれた。「御菓子処 乃だや」(同県丸亀市)の野田正さん(51)が和菓子のロールケーキを出品。ノリともち米で具材を巻いた姿は太巻きそのもので、離れた場所からだと恵方巻きとの見分けがつかないほどだ。パッケージも恵方巻きを思わせる。

 同プロジェクトでは毎年この時期、県と実行委員会の主催でロールケーキと恵方巻きの発表会が開かれており、今年で8回目。当初は恵方巻きのみだったが、5回目からロールケーキが登場。今年は、和菓子店3店が参入し、乃だやのロールケーキのほか、イチゴ大福やようかんを巻いた和風バージョンが加わった。

 県菓子工業組合青年部会長の田村正太郎さんは「それぞれの店の特色を生かしたロールケーキが完成した」と太鼓判を押す。

彩り豊か、2週間で開発

 野田さんに商品開発の話が持ち込まれたのは、昨年11月。取り組みを紹介するチラシの写真撮影が翌月に迫っており、開発期間は実質2週間ほどだった。

 さぬき恵方ロールには、七福神にちなんで県産品を7種類使う決まりがある。「ノリともち米を使えば、恵方巻きにしか見えない和菓子を作れる」と思いついた野田さん。洋菓子との組み合わせが難しいノリを使うことで独自性も打ち出せる。

和菓子の「さぬき恵方ロール」をPRする手描きのイラスト=1月、香川県丸亀市
和菓子の「さぬき恵方ロール」をPRする手描きのイラスト=1月、香川県丸亀市
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 残り5種類をどう取り入れるか。普段の作業の合間や仕事が終わった後に試作を重ねた。客に「おいしそう」「食べてみたい」と思ってもらうには色合いも大切。最終的に、高瀬茶を使ったようかん▽イチゴ「さぬきひめ」のジャム▽和三盆糖入りのわらびもち▽県産米「おいでまい」の米粉を使った和風カステラ-のほか、自家製の粒あんを具材に選び、県産の希少糖も使った。ようかんの緑、ジャムの赤、和風カステラの黄色と彩りよく仕上がり、野田さんは「ジャムの酸味がアクセントになっている」と自信を見せる。

「思い切った挑戦」

 高校卒業後、洋菓子店と和菓子店での修業を経て父親が開いた店に戻り、後を継いだ野田さん。普段は、まんじゅうやどら焼き、季節の果物を包んだ大福などを製造している。経験を生かして和洋折衷の菓子も手がけ、20年以上前から、節分に合わせて果物やカスタードクリームを巻いたロールケーキを販売してきた。

和菓子の「さぬき恵方ロール」をPRする野田正さん=1月、香川県丸亀市
和菓子の「さぬき恵方ロール」をPRする野田正さん=1月、香川県丸亀市
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 とはいえ、徹底的に恵方巻きに似せた和菓子のロールケーキを作ったのは今回が初めて。野田さんは「奇抜すぎるので店に並べるのは難しい。予約販売だからこそ、思い切った挑戦ができた」と明かす。

 妻の紀子さん(48)はカラフルな手描きのイラストを添えた商品説明を作成。店内に置いて、訪れた客にPRしている。

 乃だやの和菓子ロールケーキは予約販売のみで限定50本。1本900円(税込み)。受け取り期間は2月1~3日。問い合わせは同店(0877・22・6562)。

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