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【安倍政権考】森友・加計問題で安倍降ろしをやったメディアが衆院選前に焦ってやってしまったこと

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森友・加計問題で安倍降ろしをやったメディアが衆院選前に焦ってやってしまったこと

安倍政権考更新

 「一番問題なのは首相を忖度する人がいるかもしれないという疑問が大きいわけです。ということで、先ほど、安倍昭恵夫人の会見はないのか、そしてもう一つ、加計(孝太郎理事長)さんの会見も、首相の友なら、何かおっしゃって会見を行うべきではないか。全ての疑問を解消するには、そういった会見、明らかにする行為が必要だと思うのですが」

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 「首相のことを忖度する人がいるという疑問」が一番問題だというのだが、首相は加計学園問題をめぐる報道に注文を付けた。

 「12年間、加計ありきでまいりました」と堂々と証言した加戸守行前愛媛県知事の7月の国会証言に触れ、「ぜひ、そういう証言もしっかりと報道していただき、できるだけ材料を提供していただけなければ国民の皆さんも判断のしようがない」

 そして、首相は「(加計問題で)誠実に丁寧に説明した」と強調し、加戸氏の国会証言について「見ていた人はかなり納得していた」と語った。加戸氏は証言で「岩盤規制に穴があけられ、歪められた行政が正された」と評価していた。

 森友学園への国有地売却をめぐる問題については、「すでに籠池(泰典前)理事長が逮捕され、司法の場で明らかになろうとしている」と説明。森友学園が計画していた小学校の名誉校長を昭恵夫人が一時務めていたことについては「(売却に絡み)昭恵は関わりがなかったということは私はすでに説明をしている」と述べた。同時に「今から考えれば(名誉校長に)なるべきではなかった」とも語った。

 首相がNEWS23に出演した約27分間のうち、森友・加計問題の質問が約15分を占めた。北朝鮮問題はわずか約3分40秒だった。

 これに先立ち、首相はテレビ朝日の「報道ステーション」にも出演したが、ここでも同じように森友・加計問題に関する質問が続き、首相は「国会の閉会中審査で明らかになったことは、誰も私から加計学園の獣医学部新設について依頼されたり、指示を受けたりしていないことが明らかになった」と強調した。

 民間団体「放送法遵守を求める視聴者の会」が8月22日付の産経新聞と読売新聞に掲載した意見広告によると、加計学園の獣医学部新設問題に関する7月10日の国会閉会中審査について取り上げたテレビ各局の計30番組の放送時間は計8時間36分23秒だった。そのうち「行政が歪められた」と主張した前川喜平・前文部科学事務次官の発言は2時間33分46秒で、前川氏に反論した加戸氏の発言はわずか計6分1秒だった。

写真ギャラリー

  • 衆院解散・総選挙に踏み切る決断について記者会見で説明する安倍晋三首相=25日午後、首相官邸(宮崎瑞穂撮影)
  • 参院文科・内閣委員会連合審査会に参考人で出席した前川喜平前文部科学事務次官(右)と加戸守行前愛媛県知事(左)=7月10日、参院第1委員会室(斎藤良雄撮影)