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【SMAP解散(上)】21年前、中居正広は産経新聞に「20年後も解散はない」 アイドル冬の時代と下積み乗り越え「国民的グループ」に

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21年前、中居正広は産経新聞に「20年後も解散はない」 アイドル冬の時代と下積み乗り越え「国民的グループ」に

SMAP解散(上)更新
SMAP解散を報じるスポーツ各紙。列島に衝撃を与える=8月14日 1/1枚

 ジャニーズ事務所の人気グループ、SMAPが、今年いっぱいで解散する。メンバーが唯一、そろって出演している冠番組「SMAP×SMAP」(フジテレビ・関西テレビ系)は、今夜(26日)が最終回だ。平成3年にデビューした少年たちは、なぜ「国民的グループ」とまで呼ばれるようになったのか。四半世紀の足跡をたどる。

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「1位」逃した船出

 SMAPに解散の動きが出ているのは1月、一部スポーツ紙などで報じられた。メンバーはその直後、「スマスマ」生放送でグループ存続の意志を示したが、8月14日未明、ジャニーズ事務所から「解散したいと考えるメンバーがいる状況でのグループ活動は難しい」などと解散を伝えるファクスが報道各社に送られた。

 グループの結成は昭和63年にさかのぼる。当時、人気絶頂だった「光GENJI」のバックで踊るメンバーから、中居正広(44)、木村拓哉(44)、稲垣吾郎(43)、草なぎ剛(42)、森且行(42)、香取慎吾(39)の6人が選ばれた。最年少の香取は当時、11歳。「SMAP」という名前は、ジャニー喜多川社長が「(S)スポーツ・(M)ミュージック・(A)アセンブル・(P)ピープル」の頭文字を取って命名した。

 SMAPは平成3年、「Can’t Stop!! -LOVING-」でCDデビューし、同年のNHK紅白歌合戦にも初出場。ただ、メンバー自身も後に振り返っているように、デビュー曲はジャニーズアイドルのデビュー曲で初めて「オリコン1位」を逃すなど、決して順風満帆な船出ではなかった。

「夢MORI」で飛躍

 SMAPが世に出た昭和60年代~平成初頭は、後に「アイドル冬の時代」と呼ばれ、かつて隆盛を極めた歌番組が相次いで姿を消すなど、「歌って踊るアイドル」の活躍の場がなくなりつつあった時代でもあった。

 そんな中で、SMAPはバラエティー番組で「下積み」生活を送る。中でも平成4~7年に放送されたフジテレビ系「夢がMORI MORI」は、グループ躍進の足がかりになった。タレントの森脇健児、森口博子が出演した番組で、SMAPはスポーツやコントにも挑戦。従来のアイドル像を塗り替えていった。

 ローカル局の番組にも積極的に出演し、朝日放送(大阪)の「キスした?SMAP」では、中居が司会を務め、「新喜劇」にも取り組んだ。5年、木村がドラマ「あすなろ白書」に出演して脚光を浴びると、グループの注目度も急上昇。個性的な6人(当時)がそれぞれ個人としての魅力を発揮しつつ、グループ全体としての活動も続けていくスタイルを確立する。そしてこれは、現在のジャニーズのアイドルグループの基礎を形作ったといえる。

「解散はない」

 中居は21年前の平成7年、産経新聞の取材にこう答えていた。

 「SMAPの活動を重視しながらソロ活動をすれば末永く続く。20年後も解散はない」(7年5月24日東京夕刊)