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【小池百合子知事定例会見録】「シン・ゴジラの庵野監督に、電線をゴジラが取るのはやめてと言ったら…」

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「シン・ゴジラの庵野監督に、電線をゴジラが取るのはやめてと言ったら…」

小池百合子知事定例会見録更新
記者会見する小池百合子知事 1/1枚

 《2日午後2時から都庁会見室で》

【冒頭発言】

<< 下に続く >>

 「最近、この記者クラブの会見は生放送しておられるようで、ちょうど時間に合わせてばっちり来ましたので、これからスタートさせていただきます」

 「まず、ご報告がございます。今回、関東にも接近いたしました台風10号でございますけれども、北海道、岩手県など、本当にかなりの被害をもたらしているということでございます。亡くなられた方々へのご冥福を心からお祈りを申し上げ、そしてまた、被害に遭われた方々に対しましても心からお見舞いを申し上げたく存じます」

 「現在、総務省消防庁からの要請にもよりまして、東京消防庁からは2隊9名を緊急消防援助隊として派遣をしているところでございます。本当に災害大国と言ってもおかしくないような状況でございまして、いつどこで何が起こるか分からないということかと思います」

 「そして、一方で、利根川水系のダムの貯水量でございますけれども、こちらの方は、本日9時から取水制限が全面解除されております。前に私自身が節水へのご協力をお願いするビデオを作らせていただき、また、ご協力もいただいたところでございますけれども、この点につきましては、皆様方のご協力に、まず感謝を申し上げます。そしてまた、水資源の大切さ、改めて感じ取っていただけたのではないだろうかと、このように思っております。引き続き、水は大切にお使いいただきますようにお願いしたいところでございます」

 「2点目でございますけれども、都庁内の保育所の事業開始についてお知らせをさせていただきます。かねてより待機児童問題というのは大変大きな話題、課題、問題となってきたわけでございます。そして、この待機児童解消というのは、ある意味、政治、政策として、また行政として、シンボル的な課題となってきたわけでございますけれども、この都庁内の保育所の開設準備が整いました。10月1日、「とちょう保育園」、「とちょう」と平仮名で書きます。「とちょう保育園」として開所する運びとなりました。開所式は9月27日(火曜日)を予定しておりまして、私も出席いたします」

 「この保育所では、待機児童解消に寄与するということで、定員の半分は地元、新宿区の皆様方に開放させていただきます。また、残り半分は従業員枠として、事業所内保育所として近隣の企業、ここは新宿のど真ん中でございますので、近隣の企業の方々と都が共同で利用するという形でございます」

 「また、働く保護者の方々を強力に支援するために、朝7時からの開所とさせていただきます。早朝に登園なさるお子さんと一緒に朝ご飯を食べることのできる『モーニングカフェ』、そしてまた、手ぶらで通える、紙おむつ、衣服の洗濯サービスなど、これを一種の試みとしてやっていきたいと考えております」

 「また、都庁に来庁される方々にも広くご利用いただくということで、一時保育も実施をいたしまして、あわせて定期利用保育も実施するということでございます。言ってみれば、この『とちょう保育園』というのが、都のシンボル事業となります。そして、地域、近隣企業の皆様方にも親しまれる、そんな存在にしていきたい、そして、子育ての施策のその充実に少しでも寄与していければと、このように考えているところでございます」

 「これは、以前から準備をされてきたということでございますけれども、この待機児童の問題というのを、まさしく『隗(かい)より始めよ』で、この都庁からスタートして、そして、その使い勝手であるとか課題、これらをこの都庁においてつぶさにフォローできればと、このように思うところでございます」

 「近隣の方々のいろいろなご要望もあろうかと思って、近隣にご在住の方もいらっしゃるということですので、ご利用いただければと思います。ということで、これが、まず、都庁内保育所の開所の話題でございます」

 「それから、3点目でございますけれども、今日はJOC(の竹田恒和会長)、そしてパラリンピックの鳥原(光憲)会長も含めてでございますけれども、森(喜朗)組織委員会会長、そして私、松野(博一)・丸川(珠代)両大臣ということで、6者によります調整会議を、今日は都庁で開かせていただいたところでございます。そして、9月7日(木曜日)から、いよいよパラリンピック大会が開幕するわけでございまして、私は、9月15日(木曜日)から9月21日(水曜日)まで、改めまして、ブラジルのリオデジャネイロ市に出張をすることといたしております。過去最多のメダルを獲得したオリンピックでございました。41個、金、銀、銅ということでございましたけれども。パラリンピックにおきましても、日本選手団の活躍を心から期待をして応援をしていきたいと思っております。また、都民の皆様方には、ぜひこの機会に、パラリンピック競技の奥深さ、面白さに触れていただきたいと考えます」

 「そしてまた、私の役割は何かと申しますと、前回、いろいろな会議が重なったことで、十分会場を見ることができませんでした。数カ所にとどまっております。ということで、パラリンピックの滞在期間中はできるだけ多くの恒久、そして仮設の会場を見て回って、そして、いかにしてリオでの工夫がなされているのか、これをつぶさに見てまいりたいと、このように考えておるのが1点と、それから、2つ目の大きな役割が、今度は雨が降っていないことを期待いたしますけれども、閉会式で、フラッグハンドオーバーセレモニー、今度はパラリンピックの旗でございますけれども、同じくリオの市長から、このパラリンピックの旗を頂戴すると、引き継ぐという、そのセレモニーに参るわけでございます」

 「2020年の東京大会の成功のためには、これはロンドンでもそのようなレガシーが表明されたかと思いますけれども、パラリンピックの重要性というのは非常に大きな部分がございます。その意味で、私自らがパラリンピック旗を東京に持ち帰って、パラリンピックこそ大事なのだという、そのような機運を盛り上げていきたいと考えております」

 「大会の運営状況、それから大会関係者から直接、またお話も伺うことといたしまして、2020年大会の計画に生かしていきたいと考えております。前回、バッハIOC(国際オリンピック委員会)会長とも懇談をいたしました。IOCのトップの方々とお会いをし、今はメールでやりとりをするという、そのような状況にまで人間関係を構築しつつあります。そしてまた、今回の日程等については、関係のオリンピック・パラリンピック準備局の方にお聞きいただければと、このように考えております」

 「私の方から3点のご報告をさせていただきました。以上でございます」

【質疑応答】

 --リオデジャネイロパラリンピックの視察では特に施設のどういったところを見ていきたいか。また、バリアフリーの状況など、どこを着目していくのか

 「先ほど申し上げましたように、今回のリオ行きは2度目でございます。前回は、それぞれ部分的なものを見ましたけれども、例えば、交通をどのようにして確保しているのか、これをもう少しシステマティックにしっかりと理解できるように見ていきたいというのが1点と、それから、2つ目には、やはり仮設の使い方でございます。布だと思うのですけれど、大変おしゃれにテント風に、テントというかな、おしゃれな幕で囲っているけれども、実は鉄骨でできていて、その後はぱたぱた、ぱたぱたかどうかは分かりませんけれども、畳んで、そして、リオの市長によりますと、会場で使ったそれらの骨組み等々を活用して、小学校を4つ作るのだという話で、私はまさしく、これは3Rの思想に通ずるものだ、もったいないの思想に通ずるものだということで、大変参考にさせていただいて。その現実、では、どのような小学校に持っていくのかとか、そういったことについても見てまいりたいと思います」

 「そして、ポイントはやはり費用の問題だと思います。ブラジルの為替の問題もございましょうけれども、やはりコストです。このコストがやはり、昨日も現場、海の森のボート、カヌーの現場を見てまいりましたけれども、もともとが69億円だったのが、7倍に増えていると。確かに恒常的な建物の部分は、私はお金をかける価値もあるかなとは思うのですけれども、やはり仮設部分でどれぐらいお金を使っているのかというのは、これは、昨日スタートいたしました改革本部の方でしっかりとプロジェクトチーム、情報公開調査チーム、オリンピック・パラリンピック調査チーム、2つございますけれども、その両方にまたがっている課題だと思っておりますので、そこでチェックをしてもらおうと、このように考えています」

 「バリアフリーについては、例えば、リオの場合、車椅子の方々はまとめて、スペースがとってあったりするのです。車椅子でアプローチがしやすくて、バリアフリーで、『ここで、はい、見てください』というふうになっているけれど、車椅子の方々も上の階から見たい方もおられるというようなことで、今回の東京オリンピック・パラリンピック用の建物では、そういった、もっとフリーな、本当の意味でのバリアフリーのものにしていくという、そのような試みがあると聞いております。リオの場合、どうしておられるのかをつぶさに見てきたいと思っております」

 --築地市場の移転延期について、業界団体、築地市場協会が延期の再考を求める要望書を出しているが、どう対応するか

 「それぞれ、推進されてきた方、そして反対されてきた方、いやいや、そもそも、反対といっても時期の問題で反対をされていた方、使い勝手に対して不満をおっしゃっていた方、いろいろな方がおられて、それが『11月7日でひとまずまとまっていたのに延期をするのはいかがなものか』、『いや、やはり食の安全を優先するのであるならば、ここは一旦、最後まで確認をして、その上でやってほしい』という方、『特に年末の繁忙期にかかるところで、新しいところではなんだから、もう少し待ってくれ』という方、もういろいろな声を聞いてまいりました」