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【2018平昌五輪】入場券=160万ウォンは韓国サラリーマンの平均月収の6割超! 「誰が買うんだ?」と怒りの声が続出し… 

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入場券=160万ウォンは韓国サラリーマンの平均月収の6割超! 「誰が買うんだ?」と怒りの声が続出し… 

2018平昌五輪更新

 2018年平昌五輪を統括する五輪組織委員会は、本気で大会を成功させる気があるのか疑わしくなる。SBSは3月22日付で、組織委が開会式の最高観覧席のチケットを160万ウォン(約16万円)に設定したと報じた。韓国サラリーマンの平均月収が264万ウォン(14年、韓国ヘラルド経済)だけに、韓国ネットユーザーは「高すぎる」の声とともに「一体誰が見に行くんだ」などと呆れるほどだ。韓国メディアは五輪委が目標に掲げる113万人の観客動員を「不可能な目標だ」とバッサリ。経済水準を考えると地元だけで会場を埋めるのは難しく、外国人の誘致などが必要だが、いまだに五輪ムードを盛り上げるマスコットが発表されないままでは、組織委の本気度を疑いたくなるのも無理はない。

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 SBSは、チケット代金は3月14~16日に開かれた国際オリンピック委員会(IOC)調整委員会に報告された内容に基づいているという。組織委は開会式の入場券について10年ハンクーバー、14年ソチの両五輪より「安く策定する」ことを明らかにしていたそうだ。

 実際、設定価格はバンクーバーで175~1100ドル、ソチで200~1650ドルだったため、ドル換算で約1376ドルの最高値160万ウォンは予定通りになる。

 ところが、この値段が批判されている。階級が一番下の公務員の月給(15年)は127万4000ウォンであり、これでは購入できない。当然のように、韓国ネットユーザーからは「一般人には手の届かない価格」とか「1カ月の給料でも買えない」などと市民感覚からずれた価格設定を嘆く意見が寄せられていた。

 また、韓国のお家芸ともいえるスピードスケートのショートトラックでは満員の観客が予想されるため、組織委は入場券を1人当たり30万ウォンと高めに設定した。しかし、アルペンスキーやスノーボード、カーリングなど、韓国選手が出場できない可能性のある種目に関しては安く設定しているようだ。

 ところで、組織委は入場券126万枚を用意する。このうち90%に当たる113万枚が売れると見込んでいる。その収益は1800億ウォンだという。昨年1月の公式文書で計画した2439億ウォンを大幅に下回っている。ドル換算で約1億5400万ドルだが、バンクーバーの2億5000万ドル、ソチの2億700万ドルと大きな開きがある。

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