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【スポーツ異聞】「アギーレ解任」喜ぶ韓国“優越性”に浸り…欧州とは大違い

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【スポーツ異聞】「アギーレ解任」喜ぶ韓国“優越性”に浸り…欧州とは大違い

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ブラジルとの親善試合で敗れ、落胆の表情を浮かべた日本代表のアギーレ前監督=2014年10月14日、シンガポール サッカー日本代表のハビエル・アギーレ監督が「八百長疑惑」に絡み契約を解除されたのを受けて、韓国のメディアやネットユーザーが盛り上がった。各メディアの見出しには「八百長疑惑」の文字が躍り、中には日本協会が「大ナタを振るった」とする。昨夏のワールドカップ(W杯)ブラジル大会では日韓ともに惨敗。後任監督人事で日本が先んじたのに対し、韓国はもたついたが、就任から約半年で「明暗を分けた」と指摘。ネットユーザーも「今は形勢逆転だ」「日本サッカー暗黒時代の始まりですか?」などと皮肉るコメントを寄せていた。

 アギーレ氏が契約を解除された翌日の2月4日。韓国メディアは「日本代表『八百長疑惑』のアギーレ監督を更迭」(スポーツ京郷)など「八百長疑惑」に重点を置いて報じた。

 韓国のネットユーザーも「八百長だから、そうなるでしょう」「八百長やドーピングは誰であっても許されない」などとコメント。アギーレ氏の母国メキシコからは「(1998~2001年に監督だった)パチューカにいた時も八百長疑惑で非難され、2010年のワールドカップで相応しくない選手を使って代理人からリベートを受け取っていた疑惑でも非難されていた」と書き込まれた。

 韓国メディアが特に注目したのが、自国の代表監督選任の「明暗」だ。日本協会はブラジルW杯直後の昨年7月にアギーレ氏と契約。一方、韓国はいったん続投を決めた洪明甫氏が急遽辞任すると、後任選びで四苦八苦。契約間近と報道されたベルト・ファンマルウェイク氏との交渉が決裂し、混迷度を深めた。やっとウリ・シュティーリケ氏に決まったのが9月という経緯がある。

 それだけに、韓国ネットメディア「news1」は「韓国はW杯ブラジル大会以降、監督選任の過程で苦労を重ね、ようやくシュティーリケ監督を招聘した。紆余曲折を経て迎えた指揮官だったが、アジア・カップでは優勝を逃したものの27年ぶりの決勝進出に導き、ブラジル大会で代表チームに背を向けたファンたちを振り返らせることに成功した。7カ月前に正反対だった日本と韓国の雰囲気は、アジア・カップの結果とともに明暗を分けた監督たちの運命によって完璧に変わってしまった」と伝えた。

 韓国のネットには「最初に日本がアギーレを監督にした時、韓国のネット民はうらやましがった。しかし、結果的には私たちの方が大きく成功した」「今は形勢逆転だ。焦らなくてよかった」「私たちは本当に最高の監督を選んだ。シュティーリケ監督はアギーレは対照的」「日本サッカーは暗黒時代の始まりですか?」などと日本の苦境を喜ぶ。

 今回のアギーレ氏解任は海外のネットユーザーにも関心が高いが、韓国と違って、日本サッカーの将来を心配する。イタリアからは「これで日本サッカー協会はワールドカップ予選に集中できる監督を見つけられる」とし、ロンドンからは「日本協会は次の監督をとても慎重に考えないといけない。アギーレは考えが恐ろしく甘いチョイスだったように思える」「日本はいつ一流の監督を任命するのだろう? 才能ある選手たちはいるが、監督はほとんど就任したためしがない」と日本協会の選考姿勢を批判する意見が多くみられた。

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