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【スポーツ異聞】ラフプレーで殴られた韓国代表 韓国騒然「やり返せ」「わが国民の生命の脅威」

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【スポーツ異聞】ラフプレーで殴られた韓国代表 韓国騒然「やり返せ」「わが国民の生命の脅威」

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試合中にウズベキスタン選手に殴られ、顔がふらつく韓国選手(左)。衝撃的なシーンに韓国内外が騒然とした(YouTubeから) タイで2月1日に行われたサッカー「キングスカップ」のU-22(22歳以下)代表・韓国-ウズベキスタン戦で、スポーツマンシップを著しく踏みにじる“蛮行”があった。韓国選手が顔面をボクシングさながらにウズベキスタン選手から殴られた。英紙デイリー・ミラーは「殺人未遂と変わらない行為だ」などと厳しく非難。韓国内でも「チンピラサッカー」「暴力サッカー」などと怒りが収まらず、インターネットには「外交的な抗議措置を取れ」などと徹底抗戦を促すほどだ。韓国独特の「恨文化」の根深さをあらためて突き付けている。

 問題のシーンは後半42分に起きた。試合は1-0で韓国が先行していた。左サイドライン際での攻防で、ボールを保持したウズベキスタンのイゴール・シャムシディノフが韓国のシム・サンミンに体当たりの激しいタックルで転倒した。シャムシディノフは腕を振りながら立ち上がると、すかさずサンミンの顔を左右3度にわたり殴りつけた。サンミンの頭は左右にふらついたが、転倒はしなかった。シャムシディノフはその後、タックルによって左脚付け根を痛めた様子でピッチに仰向けに寝転んだ。殴打しなければ、サンミンのラフプレーを主審が取ったかもしれない。

 前兆はあった。この8分前、ウズベキスタン選手がルーズボールに対して体を寄せる韓国選手に足を高く上げてスパイクの裏を見せて衝突。一発退場となった。選手たちは高揚した精神状態に陥っていたことがうかがえる。

 ただ、サッカーのピッチは、ボクシングのリングではない。怒りにまかせた行為はいかなる言い訳も許されない。2006年ワールドカップ(W杯)ドイツ大会決勝で、イタリア代表のマルコ・マテラッツィへ頭突きをしたフランス代表のジネディーヌ・ジダンは一発退場となった。スター選手でもだ。

 殴打の場面の動画を掲載したデイリー・ミラーは「乱暴なサッカーウズベキスタンU-22代表は世界で最も暴力的なサッカーチームであることを自ら証明した」とし、「キングスカップはサッカー大会なのか、馬に乗ってヤリで刺し合う馬上ゲームなのか。いくら腹が立ったとはいえ、韓国選手の顔が左右に向くほど攻撃を加えることなどあり得ないことだ。ウズベキスタンの選手たちが犯した反則は殺人未遂と変わらない行為だ」と厳しく諫めた。

 韓国協会は暴力行為を非難した書簡を大会組織委員会に提出。ウズベキスタンは公式に謝罪し、シャムシディノフら2選手を帰国された。組織委も懲戒委を開き、2選手に対し残り試合への出場停止処分を科した。

 これで、韓国人の腹の虫が治まるとは思えない。案の定、ネットには不服とする意見が蔓延。「何でやり返さない」などの単純な怒りだけでなく、「今回の暴行は国家的、国民的な怒りを呼び起こす不届きな行為だった。サッカー協会も生ぬるい対応するな。外交部が直接乗り出して外交的な抗議措置を取れ」「韓国サッカー協会にも怒りを覚える。一体なぜ、わが選手と選手団が他国でそんな目に遭うのか?」「今回の事件は単純な競技や選手の被害というよりは、わが国民の生命への脅威という次元で見るべきだ」など政治問題化を訴える。「恨文化」に代表される国民気質の根深さがうかがい知れる。

 韓国紙・中央日報によると、ウズベキスタン協会は2月14日、殴打したシャムシディノフに対し1年間の出場停止処分を科した。さらにマクスードフ監督も指導責任から更迭した。

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