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【TVクリップ】吹石一恵 夫婦ともに末期がんになって…命とは、家族とは… ダジャレも全開な天然さ

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【TVクリップ】吹石一恵 夫婦ともに末期がんになって…命とは、家族とは… ダジャレも全開な天然さ

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TBSドラマ「ママとパパが生きる理由。」に出演する女優の吹石一恵=5日午後、東京都世田谷区のTMCスタジオ(蔵賢斗撮影)「ママとパパが生きる理由。」 TBSテレビ、木曜午後9時

 2人の子育てに奮闘する専業主婦の柊子(とうこ)はある日、末期の乳がんを宣告される。号泣し、落ち込み、そして、「精いっぱい生きよう」と考えた矢先、夫の賢一(青木崇高)までもが肺がんと診断されてしまう-。命の重みと家族の絆を描く全5話のドラマで、主演の柊子役を演じる。

 「夫婦がほぼ同時に、手術もできないほど重いがんであることが発覚するという実話を元にしたドラマです。がんの事実をどう子供たちに伝えるか、また、お互いの両親にどう伝え、協力してもらうかなど、『家族模様』が描かれた作品です」

 撮影前、柊子のモデルになったブロガー、芽生(めい)さんの文章を読み、衝撃を受けたという。「絶望的な状況にありながら文章は客観的で、生きる力にあふれていた。こんなに強くてたくましい女性をぜひ演じてみたいと思った」と、真剣な表情で語る。

 副作用など闘病シーンの演技については医者の指導を仰ぎながら臨んでいるが、「悲惨さ」を強調しないように気をつけているという。「悲しい方に作ろうと思えば、いくらでもできる。それよりも、家族がお互いをサポートする様子や些細(ささい)なことに喜ぶ日常シーンみたいなリアルな人間の姿を描きたい」と語る。

 「がん」という人の生死に直結するテーマ。悲しい話になってしまうのでは…と尋ねたところ、こう答えてくれた。「柊子は診断直後、とことん絶望的な気持ちになります。でも、『自分は一人じゃない、旦那も子供もいるんだ』と思い直し、目標を切り替えてからはすごく強い女性になります。その柊子の、生きることに真剣な姿を見てほしい。これから年末に向かっていく時期なので、命や家族との絆を今一度振り返るというか、考え直すきっかけになってくれれば、と思います」

 インタビューでは一問一問を真剣に答えてくれたが、質問の合間に、記者が書き殴ったノートをのぞき見て、「本当に読めるんですか、これ?」と笑ったり、「がんで余命宣告されて、気持ちがガーンってなって…あ、面白いこと言っちゃった(笑)」と言って照れたりする場面も。この天然の明るさ、ちゃめっ気がドラマにも温かなオーラを与えてくれるに違いない。(本間英士)

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 <ふきいし・かづえ>昭和57年、大阪府生まれ。平成9年のデビュー後、NHK大河ドラマ「新選組!」(16年)や映画「紀子の食卓」(18年)、ドラマ「S-最後の警官-」(26年)などの映像作品に出演。このほか、化粧品などのCM出演やドキュメンタリー番組のナレーション出演も多い。父は元プロ野球選手の吹石徳一氏。

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