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架空予約「7万件中のうちの2件」 立民・原口氏

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自衛隊大規模接種センターの予約が始まった。開始時間と同時に混雑状態となった予約サイト=17日午前、東京都千代田区(鴨志田拓海撮影)※社内システムが写り込んでいるため画像処理をしています
自衛隊大規模接種センターの予約が始まった。開始時間と同時に混雑状態となった予約サイト=17日午前、東京都千代田区(鴨志田拓海撮影)※社内システムが写り込んでいるため画像処理をしています

 立憲民主党と共産党は19日、新型コロナウイルスワクチンの大規模接種センターの予約に関し、架空の接種券番号で予約ができるか検証したと報じた毎日新聞社、ニュースサイト「AERA dot.(アエラドット)」を運営する朝日新聞出版に防衛省が抗議したことをめぐり、防衛省からヒアリングを行った。

 防衛省は抗議の理由について「アエラドット、毎日新聞の記者がやった行為は、真摯(しんし)にワクチン接種を予約したいと思っている方々の接種機会を奪うことになっている。虚偽の予約、不正な手段でとった予約によって、ワクチンそのものが無駄になってしまう可能性もある。悪質な行為だと考えている」と説明した。

 立民の奥野総一郎衆院議員は「『接種の機会を奪い…』とおっしゃったが、向こう(記者)はそうした行為を認めて言ってきた。取り消せばいいわけだ。その時点でそういった恐れはなくなるわけだし、むしろ、正当な取材行為だということはないのか。抗議することが、取材の自由、報道の自由にプレッシャーをかけることになるのではないか」と質問した。

 防衛省の芹沢清官房長は「行為がどんなに小さいものであっても、すぐにキャンセルしたものであったとしても、少なくともその間、その予約をとり、サーバーに負担をかけるのは間違いない。報道に出ることになれば、不正の予約、虚偽の情報に基づく予約行為が積み重なったり、広がったりといった波及行為があり得る」と説明。「言論の自由、取材の自由は重々承知しているが、より大きな公益を害するものと考え、抗議をする必要があると考えた」と述べた。

 この後、立民の原口一博国対委員長代行が「こういうシステムになっちゃったことに責任がある。それがおかしいと言った人に抗議をするのは、『王様は裸だ』と言っている人に、『裸って言うな』と言っているのに等しいということを私たちは言っている」と主張した。

 芹沢氏は「さはさりながら、実際にこの行為そのものが、普通に予約した方の機会を奪っているということがあるんじゃないかということと…」と述べかけたが、原口氏は「どうして? だって2件でしょ」と遮るように発言し、「7万件中のうちの2件」とも指摘した。

 原口氏は会合の冒頭あいさつで「皆さんを問い詰める場ではなく…」と語っていたが、次第にヒートアップし「7万件のうちの2件がね、どんだけのサーバー? そんな脆弱(ぜいじゃく)なサーバーですか」「負荷っていうのはどういう意味ですか? 負荷の定義、言ってみてください」などと防衛省に迫った。 

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