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静岡知事が「教養レベル露見」発言を撤回 菅首相に謝罪の意

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定例記者会見で話す川勝平太知事=7日、県庁(田中万紀撮影)
定例記者会見で話す川勝平太知事=7日、県庁(田中万紀撮影)

 静岡県の川勝平太知事は16日、日本学術会議が推薦した会員候補の任命見送り問題をめぐり、「菅義偉首相の教養のレベルが露見した」とした自らの発言を撤回する意向を示した。発言後に、菅首相が直接、会員候補の人選の起案をしていなかったことが判明したためとしている。

 この日、静岡県議会自民党会派の中沢公彦代表らが知事室に川勝知事を訪ね、「個人への侮辱、誹謗(ひぼう)中傷および学歴差別ともとれる発言だ」として撤回を求める抗議文を手渡した。面談は非公開だったが、中沢代表らによると、川勝知事は菅首相に対して「私の発言に事実誤認があり、申し訳なかった」と謝罪の意を示したという。

 川勝知事は7日の定例記者会見で任命見送りへの見解を問われ「首相の教養のレベルが図らずしも露見した。学問をした人ではない。単位を取るために大学は出られたのではないか」などと発言していた。

 川勝知事の“舌禍”には前例がある。昨年12月に面談の席で、県の構想に反対する県議らについて触れた中で「やくざもいる。ごろつきがいる」と発言。県議会自民党会派からの公開質問状を受けて、翌年の県議会2月定例会で「発言には不適切なものがあった。不信を抱かれた方々におわびします」と謝罪する事態に追い込まれた。

 川勝知事は比較経済史が専門の経済学者で、平成21年の知事選で初当選するまでは早大教授や国際日本文化研究センター、静岡文化芸術大学長などを務めていた。

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