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群馬産の農畜産物輸出額、過去最高に

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 群馬県は、令和元年の県産農畜産物の輸出額が約12億6600万円だったと発表した。調査期間を変更したため単純比較はできないが、平成30年度比で19・6%増となり、記録が残る19年度以降で過去最高となった。2倍以上伸びた青果物や酒類が寄与した。ただ、今年は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の影響で輸出が鈍化する動きが出ており、今後の不安要因となっている。

 集計は従来、年度で行っていたが、国の統計に合わせて今回から暦年に切り替えた。

 県によると、青果物は約2・4倍の約1億1600万円。タイからバイヤーを招聘(しょうへい)したほか、現地でのPR販売が奏功した。県育成品種のイチゴ「やよいひめ」は他のライバル品種に比べ甘味が強いことなどが県の分析で分かり、県は定着させていきたい考えだ。

 また、世界各地で根強い和食ブームを背景に「SAKE」人気が拡大しており、酒類も約2・2倍の約1200万円と好調だった。

 主力の牛肉は約17・5%増の約7億8400万円。欧州連合(EU)市場で料理法に関するセミナー開催などの需要拡大策により輸出増を実現した。

 一方、新型コロナウイルスのパンデミックに伴って世界各地で外食を控える動きが強まったことなどを受け、今年4、5月の牛肉の輸出額は8割減となった。「青果物も苦戦中」(県担当者)といい、収束まで長引けば好調を維持できるか不透明な面がある。

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