PR

リニア有識者会議 JR、湧水量が想定超えるリスク認める 

PR

リニア中央新幹線をめぐる国の有識者会議にオブザーバーとしてオンラインで参加した静岡県の難波喬司副知事=2日、静岡県庁(田中万紀撮影)
リニア中央新幹線をめぐる国の有識者会議にオブザーバーとしてオンラインで参加した静岡県の難波喬司副知事=2日、静岡県庁(田中万紀撮影)

 リニア中央新幹線工事に伴う環境影響対策を検証する国の有識者会議が2日開かれ、JR東海はトンネル湧水量が同社が設けた上限値を上回った場合、濁水処理設備や揚水設備の処理能力を超えたり、大井川の流量減少が想定を超えるリスクがあると説明した。トンネル湧水量が膨大になれば、静岡県が求めるトンネル湧水を大井川に全量を戻すことが困難になったり、大井川の流量が想定以上に減る懸念があることを同社が認めた格好だ。

 静岡県の担当者によると、JR側が湧水量が想定を超えた場合のリスクに言及したのは初めて。同社はこの日の会議で、湧水量を減らすために必要な対策を講じることでリスクを低減できると説明した。

 リニア中央新幹線工事をめぐっては、大井川の流量減を懸念する県がトンネル湧水の全量を大井川に戻すよう求めており、その手法をめぐって両者の協議が進んでいない。

 同社の金子慎社長は5月29日の定例会見で、6月中に静岡工区でのトンネル工事に向けた準備を再開しなければ同社が予定する令和9年の開業が難しくなるとの認識を示した。金子氏は事態打開に向けて、川勝平太知事にトップ会談を申し入れている。

この記事を共有する

おすすめ情報