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「久兵衛の寿司」言及の立民2議員に聞いた…裏取り軽視に野党からも苦言

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「桜を見る会」追及チームの会合で、政府側出席者(右手前)から聞き取りをする野党議員ら(左側)=18日午後、国会
「桜を見る会」追及チームの会合で、政府側出席者(右手前)から聞き取りをする野党議員ら(左側)=18日午後、国会

 立憲民主党は12月9日に会期末を迎える終盤国会で、首相主催の「桜を見る会」をめぐる疑惑を軸に安倍晋三首相への攻勢を強める方針だ。ただ、ファクト(事実)を軽視したかのような追及も多く、野党からは批判が説得力を失うことを懸念する声も聞こえる。(内藤慎二)  

 「ファクトチェックをまずやらないといけない」

 国民民主党の原口一博国対委員長は19日の記者会見で、桜を見る会に絡む新たな疑惑に関しこう答え、事実関係を慎重に見極める考えを示した。

 安易な回答を控えた背景には、最近の野党議員によるファクトチェックを軽視したかのような追及への反省が透ける。

 問題をめぐる「野党追及チーム」の黒岩宇洋座長(立民)は12日の初会合で、開催日の前日に東京都内のホテルで開かれた首相後援会の夕食会に関し「写真で見るからには(高級すし店の)『(銀座)久兵衛』のすしが出たり、とても(会費の)5千円では賄いきれない」と言及。差額を安倍首相側が補填(ほてん)していた場合、公職選挙法に抵触すると断じた。

 同党の石川大我参院議員もツイッターで「『桜を見る会 前夜祭』が久兵衛の寿司(すし)つき5000円会費で開催された件」などと発信した。

 ただ、銀座久兵衛(本店・東京都中央区)は産経新聞の取材に、夕食会での提供を否定する。この点を両氏に書面で尋ねたところ、黒岩氏は「『写真で見る限りは』という前置きをおいての仮定の話で説明した」と釈明。「発言前に久兵衛側に事実関係を確認しなかったのか」「営業妨害の可能性について」との問いには答えなかった。

 同じ質問に石川氏は19日夜、「(当該ホテルの)宴会でのすし提供がホテル内の『銀座 久兵衛』であることは、私のパーティーの見積もりを依頼した際、ホテル側から当方の事務所が説明を受けた」などと説明した。ツイッターで「久兵衛」と言及した立民の塩村文夏参院議員は「まだ真実が分からないところではありますが、久兵衛の部分を『高級ホテル』に訂正いたします」と書き込んだ。

 野党の中堅議員は一連の首相追及について「法的問題を問えないのは分かっている。要は首相に対する印象の問題だ」と狙いを明かす。ただ、同僚の言動には「追及側はアラが出ないように慎重にやらなければいけない」と苦言を呈した。

 政治家の後援会活動をめぐっては、「首相と同程度の会費で飲食を伴う同じ規模の会合を開いた野党幹部もいる」(政府関係者)との指摘もあり、野党側が今後、慎重な追及を余儀なくされるとの見方もある。

 石川大我参院議員の回答は次の通り。

 ホテルニューオータニ東京の宴会でのすし提供がホテル内の「銀座 久兵衛」であることは、私のパーティーの見積を依頼した際、ホテル側から当方の事務所が説明を受けたものです。

 最初の私のツイートは「ホテル内の久兵衛のすしも振舞われたという」と伝聞形式でツイートしており、断定したものではありません。見積の際に上記の件が確認できたので、2回目のツイートをしました。誤解を与えたのであればおわび申し上げます。

 本件は、久兵衛のすしの提供があったかどうかではなく、どのような経緯、方法で安倍事務所がとりまとめたのか、「前夜祭」では会費5千円で提供されたものが適切であったかどうか、だと考えます。このような「桜を見る会」に関連するいろいろな疑問については安倍首相の責任であり、首相自らが国会の場で具体的に説明することを強く求めるものです。

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