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自民党新四役 就任記者会見詳報(下)岸田氏、ポスト安倍へ「考える日本の明日アピール」

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記者会見する自民党の岸田文雄政調会長=11日、東京都千代田区(萩原悠久人撮影)
記者会見する自民党の岸田文雄政調会長=11日、東京都千代田区(萩原悠久人撮影)

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 --首相は令和2(2020)年までの改正憲法施行を目指している。総務会はどのように党内の議論を進め、意見集約を図る考えか

 鈴木氏「あえていうまでもなく、憲法改正案は政府が提案するものではなく、国会で各党、各会派が憲法審査会の中で議論をし、成案を得て、国民投票に付すことになる。今は国会の衆参の審査会での議論を見守らなければならない。党としては、憲法改正推進本部で(9条への自衛隊明記など)4項目でいわゆるイメージ、素案を本部長一任のもとで決定し、党大会でも報告されている。総務会としては今後、そうしたたたき台を持って国会での議論が行われ、成案が得られれば党としてしっかりオーソライズをすることが必要ではないか。今のところそういう手続きのイメージを持っている」

 --政調会長として3期目を迎えるが課題は。また、自身は「ポスト安倍」や次期総裁選出馬に向けてどういった点が課題と考えるか。憲法改正にどう取り組むか

 岸田氏「今日まで2期の政調会長の任期の中で、さまざまな政策課題に取り組んできた。当面、消費税引き上げなど具体的な課題にもしっかり取り組み、参院選公約を実現していきたいが、やはり3期目、特に力を入れていきたいのは、来年、東京五輪・パラリンピック、この日本の歴史の中で大きな節目となる年を迎える。そこから先、日本の国はどんな未来を描いていくのか。どんな国を目指していかなければいけないのか。こういったものも、国民にしっかり示していく。これは政治の役割として大変重要な役割ではないか。自民党はこういった未来を考えている。こういったことをしっかり示していく。3期目ではこの部分が特に重要になってくると思う」

 「憲法改正については、国民の理解、協力が何よりも重要だ。今国会において国民投票法も成立しない、また議論も進んでいない。これは大変残念だ。ぜひ国会、あるいは政治の立場でしっかり憲法について議論することで、国民にその姿や中身を聞いてもらい、国民自身に憲法について考えてもらえる。そして憲法改正が進んでいく。こういった流れをしっかり作っていかないといけないと強く感じている。自民党の党是でもある憲法改正に向けて私も党の一員として、しっかりと雰囲気づくりを後押ししていきたい」

 「(ポスト安倍に向けては)しっかりと党の政調会長として役割を果たしていきたいと思うが、特に3期目、未来に向けて政治はどういうことを考えているのか、こういったことを示していきたいと申し上げた。より私自身がどんな未来を考えているのか。日本の明日をどう考えているのか。こういった点も、よりしっかり強くアピールする、こういった姿勢も大事にしていきたい」

 --下村氏に。来年夏に予定される都知事選について、二階幹事長が小池百合子知事の手腕を評価する一方、東京都連を中心に独自候補の擁立を模索する動きがある。どう対応するか。また、学校法人「加計学園」幹部からパーティー券の費用を受け取りながら、政治資金収支報告書に未記載だった問題について説明責任が果たされていないという指摘がある

 下村氏「都知事選だが、自民党東京都連として、都知事選の候補者を擁立する選考委員会を今開いている。選考委員会の結論を得た、あるいはその時期に、改めて二階幹事長と相談しながら党本部として都連の結果を受けて、どう対応するか改めて判断する。そういうタイミングになると思う」

 「加計学園の問題は、週刊誌報道が出た直後に、それは事実ではないということで記者会見をさせてもらった。加計学園から100万円のパーティー券の購入があったわけではなく、岡山を中心とする方々にそれぞれ政治資金規制報告書の記載をする必要がない範囲内でパーティー券を買ってもらった。まとめて、それを東京に来るときに持ってきてもらったということは、当時、説明をきちっとさせてもらった。にも関わらず、週刊誌報道で、市民オンブズマンが告訴するということだったが、その後、検察の方が起訴に値しないという結論を出したと承知している。検察審査会においても、その件については起訴に当たらずということで、こちらの説明通りに、司法も判断したということなので、きちっと説明をした通りのことだったと承知している」

 --憲法改正に向けた進展がみられない場合、衆院解散に踏み切る選択肢はあるか

 二階氏「憲法改正は、自民党は党大会などでも国民の皆さんにお約束をしているわけだから、これからも機会があるごとにそうしたことが円満に進めていけるように、努力を重ねていきたい。あくまでも国民がいかに考えているかということに対して、謙虚に耳を傾けながら党としての方針を進めていきたい」=おわり

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