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佐賀の陸自ヘリ墜落 腐食防止剤劣化で摩擦、破断か

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 佐賀県神埼市で昨年2月、陸上自衛隊のAH64D戦闘ヘリコプターが住宅に墜落した事故の原因について、腐食防止剤が劣化して部品同士が固着し、主回転翼を固定する金属製ボルトに摩擦が生じて破断したとの見方を防衛省がまとめたことが22日、分かった。

 主回転翼は、機体の回転軸側のメインローターと、ボルトの穴にピンを差し込んだ状態で接続され、ボルトとピンは通常一体となって作動している。

 事故機は保管中に内部に塗られた腐食防止剤が劣化し、ピンが他の部品と固着した結果、飛行時にボルトとピンの間に摩擦が発生。ボルトに欠損などが生じて局所的に強度が低下、亀裂が入り、破断したという。ただ、同機への取り付け前に、何らかの理由でボルトに亀裂が入り、飛行中に破断したとの可能性も排除できず、二つの原因を併記した。

 いずれの原因も点検や保管方法を見直し、徹底することで再発を防げると結論付けた。21日に県と市などに非公式に示したが、防衛省は月内にも正式に報告する予定。

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