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河野氏 香港情勢に「憂慮」伝える 日中外相会談

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会談前に握手する中国の王毅国務委員兼外相(右)と河野外相=20日、北京郊外(共同)
会談前に握手する中国の王毅国務委員兼外相(右)と河野外相=20日、北京郊外(共同)

 【北京=西見由章】河野太郎外相は20日訪中し、北京郊外で中国の王毅国務委員兼外相と会談した。河野氏は中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正問題をめぐって香港で抗議デモが拡大し、中国当局が武力介入を示唆している事態を受けて「大変憂慮している」と伝え、早期の対話を通じて問題が沈静化することに期待感を示した。

 河野氏は会談後に記者会見し、香港情勢をめぐって「一国二制度の下、自由で開かれた形で香港が繁栄していくことが重要だ」と王氏に伝えたことも明らかにした。高度な自治を保障した一国二制度の形骸化を懸念するデモ参加者側の主張に理解を示した形だ。

 双方は来春に予定する習近平国家主席の国賓来日を成功させるために両国が努力していくことで一致。一方で河野氏は、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の海域で中国公船の活動が活発化している現状などを念頭に「東シナ海の問題など日本の関心事項について実質的な問題の解決、進展があることが今後の日中関係を深めていく上で非常に重要だ」と強調した。

 王氏は会談の冒頭、「中日関係は、双方の一致した努力により全面的に改善を遂げている」と語った。

 河野氏は21日に日中韓外相会談に臨むほか、韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相と会談する。

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