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埼玉県知事選で自民攻勢 幹部・閣僚相次ぎ投入 10月参院補選にらみ

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 自民党が25日投開票の埼玉県知事選で党幹部や閣僚を相次いで投入し、攻勢を強めている。事実上の与野党候補一騎打ちの構図となっており、19日は加藤勝信総務会長と茂木敏充経済再生担当相が自民、公明両党推薦の新人候補の応援演説に奔走した。自民が総力を挙げる背景には、16年ぶりの県政奪還をてこに、10月に控える参院埼玉選挙区補欠選挙の勝利につなげたい狙いもある。

 「海外に出ても十分通用する人間を知事にし、埼玉が持っている潜在力をもっともっと高めていく。これが今回の知事選だ」

 茂木氏は19日、埼玉県久喜市のJR栗橋駅前でスポーツライターの新人候補と並び立ち、約150人の聴衆にこう訴えた。茂木氏は熊谷市でもマイクを握り、加藤氏は加須市で声をからした。

 自民は新人を全面支援している。8日の告示前から二階俊博幹事長や岸田文雄政調会長が相次いで埼玉入り。菅義偉官房長官は7月30日に続き、今月18日にも朝霞、川越両市内で支持を呼びかけた。

 知事選は旧民主党衆院議員だった上田清司知事の任期満了に伴い実施。自民系候補が勝利すれば、土屋義彦氏以来、16年ぶりの“復権”となる。

 知事選の結果が、10月27日投開票で行われる参院埼玉補選に影響を与えるのは間違いない。補選は10月1日の消費税率10%への引き上げ後初の国政選挙で、与党が敗れれば政権への打撃となりかねない。現時点で具体的な補選候補は決まっていないが、自民の埼玉県選出国会議員の一人は「知事選で勝てれば大きい。補選への弾みになる」と話す。

 一方、前参院議員の野党系新人候補は上田氏の路線を継ぎ、上田氏のほか立憲民主、国民民主、社民各党の支援を受ける。

 非自民系知事の継続を目指す立民の枝野幸男、国民の玉木雄一郎両代表も17日、さいたま市でそろって街頭演説を行った。知事選での連携は次期衆院選での野党共闘に向けた試金石となるためだ。野党系候補が敗れれば、共闘の成果が問われることになり、与野党とも負けられない戦いとなっている。(清宮真一)

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