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【単刀直言】鈴木宗男・日本維新の会参院議員 北方領土 焦点は9月会談

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日本維新の会の鈴木宗男参院議員=7日、東京都千代田区(飯田英男撮影)
日本維新の会の鈴木宗男参院議員=7日、東京都千代田区(飯田英男撮影)

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 7月の参院選で日本維新の会から出馬し、9年ぶりに国政に復帰することができました。維新が掲げる「身を切る改革」は、私が平成17年に立ち上げた政治団体「新党大地」の考え方とまったく同じです。議員定数や議員報酬などの削減は、大地もずっと主張してきたことなので違和感はありません。

 そして何より、維新は健全な保守政党です。外交、安全保障、教育、治安といった国家の基本政策について、維新も自民党も差はありません。離合集散とは無縁でいられなかった政党ではありますが、離れていったのは「オレが、オレが」の人たちばかりです。「おかげ、おかげ」の精神でいけばいいのに。才能に恵まれた若い人が多いので、少しでも私の経験や知恵をいかしてもらえたらありがたいですね。

 私は、久しぶりに復帰した国会で外交、特に長年取り組んできた北方領土問題の解決に向け、全力で安倍晋三首相を支えます。

 早速8月1日、安倍首相に当選のあいさつに伺いました。そのとき首相は強い決意を込めて、こうおっしゃった。「日露は自分の手でやる」。70年以上解決できていない北方領土問題に必ずや自身の手で終止符を打ち、平和条約を結ぶということです。

 そのとき脳裏に浮かんだのが、今から4年前、平成27年12月の安倍首相とのやりとりです。私も出席した内閣制度創始130周年記念式典で首相から「積もる話もあるので、たまには官邸にきてくださいよ」と言われ、年末の28日にお邪魔することになりました。

 その席で、安倍首相は日露交渉の経緯から今後の進め方まで一気に語られました。旧ソ連時代からの歴史を踏まえて交渉の方向性を考えておられ、私も心から賛同できるものでした。そして、「来年からロシアをやります」と明確におっしゃった。

 実際、翌年から日露間の交渉は本格的に動き始めました。28年5月のロシア・ソチでの首脳会談では、「新しいアプローチ」で交渉を進めることで一致し、安倍首相は8項目の経済協力プランを提示しました。今、医療やエネルギー、先端技術など多くの分野で民間企業を巻き込んだプランが進んでいます。

 同年12月には安倍首相の地元、山口県長門(ながと)市での首脳会談で、北方四島での共同経済活動に関する協議を開始することで合意しています。四島を実効支配するロシアにとっては自らの施政権に関わる問題ですが、今年6月の大阪市での首脳会談では観光ツアーやごみ処理のパイロット(試行)事業をこの秋にも実施することで一致しました。大きな成果だと思います。

 昨年11月のシンガポールでの首脳会談では、昭和31年の日ソ共同宣言を基礎とした平和条約締結交渉の加速化で合意しました。その後、交渉が停滞しているかのように報じるメディアもありますが、そんなことは決してありません。

 ロシア側は7月の参院選で安倍首相の足元が揺らぐことがないかをじっと見ていました。与党の勝利によって今後も安倍首相の政権基盤が盤石であることが明らかとなり、ロシアも本腰を入れて日本側と交渉するという態度で臨んでくるでしょう。

 次の焦点は9月4日から極東ウラジオストクで開かれる「東方経済フォーラム」に合わせて調整されている首脳会談です。安倍首相がどのようなメッセージを送り、プーチン大統領がいかに反応するか。そこが一番の注目点だと思います。

 安倍首相の自民党総裁としての任期はあと2年余り。残された時間は少ないと見る人もいますが、そんなことはありません。ウラジオストクでの首脳会談で新しい道筋をつけることができれば、あとは一瀉千里(いっしゃせんり)(一気)に進められると思います。

 プーチン氏ほど日本に関心を持っている政治家は、ロシアにいません。日本の政治家でも、安倍首相ほど対露外交に精通している人はいません。安倍首相とプーチン氏でしか、この問題は解決できないのです。

 国益に与党も野党もありません。私は安倍首相の対露外交を1000%信頼し、私が持っている人脈や情報、経験のすべてを役立ててもらいたいと思っています。(力武崇樹、内藤慎二)

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