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維新、勢い止まらず 狙い通り大阪で2人が議席 課題の関東でも手応え

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開票センターで当確者の名前を張る日本維新の会の松井代表(右)と馬場幹事長=21日午後9時5分、大阪市内のホテル
開票センターで当確者の名前を張る日本維新の会の松井代表(右)と馬場幹事長=21日午後9時5分、大阪市内のホテル

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 改選4議席に12人が立候補した大阪選挙区では、日本維新の会が2議席を獲得し、4月の大阪府知事・大阪市長のダブル選から続く本拠地での盤石の強さを見せつけた。

 「厳しい戦いの中で大阪では2議席をいただき、府民の期待に、改めて身の引き締まる思いだ」。候補者2人の当選確実の速報を受け、大阪市内のホテルで会見した維新代表の松井一郎大阪市長は硬い表情でこう語った。

 初当選を果たした新人の梅村みずほ氏(40)は「これは私の当選というより維新の当選。維新の候補者だったから勝てた」と話し、現職の東徹氏(52)は「大阪では何としても2人当選ということで、難しい選挙になったが、これ以上の喜びはない」と述べた。

 2人当選という高いハードルを越えるには支持票の分散が欠かせなかった。同様に2人擁立の積極攻勢に出た前回参院選(平成28年)では、所属議員を2つにグループ分けし、約140万票の維新の得票をほぼ均等に振り分け、狙い通りの結果を手にした。

 今回も大阪府議団が東氏を、国会議員団と大阪、堺の両市議団が梅村氏をそれぞれサポート。党幹部らは街頭で「投票は必ず偶数で行き、東と梅村に半分ずつ入れて」と訴えた。

 特に知名度で劣る梅村氏には、松井氏や吉村洋文府知事が集中的に支援に入り、「維新の2人目」として浸透をはかった。維新のツートップによる強力なてこ入れで、梅村氏の認知度はみるみる上昇した。

 維新は4月以降、大阪ダブル選や衆院補選、堺市長選を次々と制し、勢いに陰りはない。人気の背景にあるのは、大阪府市で8年近くにわたって進めてきた行財政改革に対する信任だ。影響は近隣自治体にもおよび、今回は兵庫選挙区でも早々に維新の候補者が当選を確実にした。

 関東圏でいかに支持を伸ばすかが積年の課題だったが、今回は東京、神奈川の両選挙区でも擁立候補が議席を獲得し、党勢の広がりを印象づけた。

 松井氏は「大阪で実績をあげることで関西エリアでは期待値が上がっている」とし、テレビのインタビューでは「関東でも少しずつ永田町が既得権益に流れておかしいという人が増えてきたのでは」と手応えを口にした。

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