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「野党共闘の結集の成果」滋賀・元知事の嘉田氏が自民現職破る

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当選確実となり、支持者らに迎えられる嘉田由紀子氏=21日、大津市
当選確実となり、支持者らに迎えられる嘉田由紀子氏=21日、大津市

 事実上の与野党一騎打ちとなった滋賀選挙区(改選数1)は、野党統一候補で無所属新人の元知事、嘉田由紀子氏(69)が再選を目指した自民党現職の二之湯武史氏(42)との激戦を制し、初当選を果たした。

 嘉田氏の支持者や野党関係者らが集まった大津市内のホテル。会場内は優勢が伝えられるごとにボルテージが上がり、テレビの開票速報で「当選確実」の一報が流れると、一気に沸き返った。

 嘉田氏は「規制改革で農業や漁業をはじめとする生活の基盤を壊す安倍政権に草の根から声を挙げていく転換点だ」と強調。「野党共闘の結集の成果だ。お礼を申し上げる」と、喜びの声を上げる野党関係者にも感謝の言葉を述べた。

 社民党候補と票を分け合い、自民現職に約5千票差で敗れた平成29年の衆院選の反省から、嘉田氏を推薦した立憲民主、国民民主、共産、社民の野党4党は、県組織で共通政策をまとめるなどして結束を強化。選挙戦では高い知名度を武器に、県内各地をくまなく回り、政権批判票や無党派層を中心に支持を広げた。

 一方、議席を失った自民の二之湯氏は草津市のホテルで集まった支持者らを前に、「最後は自分自身の不徳のいたすところ、それに尽きる。期待に応えられず申し訳ない。まだ(落選が)自分で信じられないこともあるので、今はこれ以上のコメントは申し上げられない」と敗戦の弁を述べた。

 知事選で自民や公明が推した候補を破ってきた嘉田氏は、自民にとって長年の「政敵」だ。同選挙区を「激戦区」に指定し、安倍晋三首相をはじめ小泉進次郎厚生労働部会長ら党幹部が次々と応援に入った。県議や市議を動員し、業界団体などの組織引き締めを徹底する総力戦で挑んだが、及ばなかった。

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